争点・沖縄戦の記憶

著者 :
  • 社会評論社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784514205

作品紹介・あらすじ

「軍人中心」の展示から「住民の視点」による展示へと転換していった沖縄県立平和祈念資料館の展示内容が、「反日資料館」攻撃の一環として、保守県政によって改ざんされようとした。70年代以降掘り起こされてきた日本軍による住民虐殺など、沖縄戦の認識をめぐって「対立」させられてきた争点とは何か?抹殺されようとした「戦場の記憶」。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 目次

    第1部 沖縄戦をめぐる史実の改ざん(沖縄戦の真実をめぐって―皇軍史観と民衆史観の確執
    教科書の中の沖縄戦
    歴史改ざんの全国的動向)
    第2部 新沖縄県平和祈念資料館展示改ざん事件(新沖縄県平和祈念資料館問題と報道―取材の現場から
    沖縄県八重山平和祈念館―「戦争マラリア」資料館の問題点とその課題
    監修委員の視点)
    第3部 今後の課題と平和へのメッセージ(たどりつくべきは不戦の言論
    沖縄県平和祈念資料館と「平和の礎」の意味するもの
    過去から学ぶべきもう一つの資料館問題
    沖縄戦の心の傷(戦争トラウマ)を超えて)

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

(いしはら・まさいえ)
1941年、台湾宜蘭市生まれ、沖縄県那覇市首里出身。沖縄国際大学名誉教授。沖縄の生活史、戦争体験などの研究。主著は『虐殺の島――皇軍と臣民の末路』(晩聲社、1978)。『大密貿易の時代――占領初期沖縄の民衆生活』(晩聲社、1982)(2000年に『空白の沖縄社会史――戦果と密貿易の時代』に改題して出版)、『郷友会社会――都市の中のムラ』(ひるぎ社、1986)、『沖縄の旅・アブチラガマと轟の壕――国内が戦場になったとき』(集英社新書、2000)、『国家に捏造される沖縄戦体験――準軍属扱いされた0歳児・靖国神社へ合祀』(インパクト出版会、2022)等多数。1970年から沖縄県史、各市町村史字誌などの編纂執筆にかかわる。沖縄の各平和資料館企画に参加。第三次家永教科書訴訟(沖縄戦部分)や沖縄靖国神社合祀取消裁判等の専門家証人として証言。全戦没者刻銘碑「平和の礎(いしじ)」の刻銘検討委員会元座長等歴任。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

「2023年 『沖縄の生活史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石原昌家の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×