進化には生体膜が必要だった: 膜がもたらした生物進化の奇跡 (シリーズ・生命の神秘と不思議)
- 裳華房 (2018年3月14日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785351267
作品紹介・あらすじ
地球上のすべての生物をつくっている「生体膜」は、バクテリアからカビ、昆虫、植物、私たちヒトを含めた動物に至るまで、どんな生物もほとんど同じ分子構造(脂質二重層)をしています。そして、エネルギーの生産や物質の輸送、細胞の形態形成、情報の伝達など重要なポイントには必ずと言ってよいほど生体膜が深く関わっています。生体膜が今とまったく違った分子構造だったとしたら、高度な知能をもった生物に進化することなく、単純な単細胞生物のままだったかもしれません。
前半では生体膜の構造と働きについて丁寧にわかりやすく解説し、後半では原核細胞から真核細胞、多細胞生物へと進化する道筋の仮説を新たな視点で紹介して、生物進化において生体膜の果たした役割の全体像をやさしく紐解きます。
感想・レビュー・書評
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オートファジーの仕組みと小胞輸送の仕組みは実際には同一
真核生物になって細胞質の中に二重膜による分画が生じ、機能分化、物質輸送が狩野となった。行き先を決めるtagのシステムは実に巧妙である。
しかし、仕組みは判っても
なぜこのような巧妙なシステムができたかについては誰も答えられない。
やはり神はいるのであろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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請求記号 464/Sa 87
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