外来生物: 生物多様性と人間社会への影響

著者 :
  • 裳華房
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785358488

作品紹介・あらすじ

 外来種問題は、生物と環境の関わり方をさまざまな時間的・空間的な広がりのなかで捉えることでその構造を解き明かすことができる。これは自然科学だけでなく、人びとの意思決定に関わる社会科学の問題に関しても同様である。本書の目的は、自然科学と社会科学の双方の視点から外来種問題を捉え、外来種が生物多様性と人間社会にもたらす影響を考察することにある。これは、いままで国内外で出版されてきた書籍にはない斬新な試みといえる。
 本書には、やや専門的な内容も含まれているが、類書にはない最新の研究成果や斬新な視点が随所に盛り込まれている。外来種問題に関心のある学生、一般人、そして専門家にいたる幅広い読者層の方々にそれぞれの立場から楽しんでいただけることだろう。

著者プロフィール

金沢大学 環日本海域環境研究センター 准教授。ニュージーランド・オタゴ大学 博士課程 動物学研究科 修了。PhD。専門は保全生物学と陸水生態学。外来ザリガニの侵入リスク評価と管理、生物共生農業の振興に基づく水田地帯の自然再生など、陸水域の生物多様性と人間社会の関わりを中心とした研究を進めている。著書に『外来生物――生物多様性と人間社会への影響』(裳華房、編著)、『Social-ecological restoration in paddy-dominated landscapes』(Springer、編著)、『エコシステムマネジメント――包括的な生態系の保全と管理へ』(共立出版、分担)、『淡水生態学のフロンティア』(共立出版、分担)などがある。

「2016年 『観察する目が変わる 水辺の生物学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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