それでも町は廻っている (4) (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785929268

感想・レビュー・書評

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  • 第29話嵐山財宝調査隊
    第30話メイド探偵大活躍
    第31話一ぱいのミシンそば
    第32話突撃!妖精VS死神
    第33話実に微妙なカード
    第34話まぬけな正月の過ごし方

  • そんな簡単に埋蔵金に繋がったら
    糸井重里も苦労しねーっつーの
    誰それ?武将?

    猛犬に
    劣化すると濃い部分だけ残るから
    ナゾの思い出ができちゃうんだよ

    こいつと結婚したら
    毎日
    楽しいだろうな

  • 歩鳥が古道具屋の静から入手した、財宝のありかが示されているという絵図を手がかりに、鬼保根村という山村に向かう物語や、真田が幼いころに食べたという「ミシンそば」の記憶をたどる物語、歩鳥の弟のタケルと伊勢崎エリという同級生の女の子との初々しいデートなど、それぞれテイストが異なる作品が収録されています。

    警官の松田旬作が歩鳥に振りまわされるくだりも好きです。

  • <Soredemo Machi ha Mawatteiru>
      
    Digital Composting/雷門風太in竹工房

  • 今巻は、しこほね村の埋蔵地図を始め、ミステリー物がメインの巻。
    そして、真田のミシンそばの悲しい話と、伊勢崎エリちゃんの女心に振り回されるほとり弟君の話。
    今巻も楽しいし読みごたえがありました(^^)

  • 今回で一番好きなのは『一ぱいのミシンそば』。
    真田が幼少期に食べた記憶のあるミシンそばを歩鳥と探す物語。思い出した過去を語るシーンの静けさの演出がすごかった。この淡々と語る感じが、日常の楽しさも悲しさも地続きですぐ隣にあるってことを感じさせてくれる。

    「お父さん 本当はミシンそばの事 覚えてると思うよ」
    「うん そうだろうな」
    「忘れた事ないと思うよ」
    このやり取りが好きだな。しんみりし過ぎず、ちゃんとオチもつけてくれるのもいい。
    作者のあとがきで歩鳥の心境に触れていたけど、
    「単に真田家に同情したわけではなく、日常というものがそれを維持しようとする一人一人の善良さで保たれているという事に気づいた」って言葉も印象深い。

    キャラはエビちゃんも登場!タケルとのやり取りが可愛らしい。機転が利くタケルが振り回されてるのも見てて楽しいよね。

    『嵐山財宝調査隊』もよかった。とにかくセリフがどれも楽しい。
    「すげぇ所だな こりゃなんでもいいから埋蔵したくもなるわ」
    「埋蔵金掘った穴に歩鳥を埋葬して帰ろうな」
    山奥のシーサイド(店名のネタばらしもあり)の額縁の言葉
    「自然はいいなあ自然だもの」
    など、何気ないところの言葉が好き。

    あと、歩鳥が出した笛は2巻で紺先輩にもらった笛なのかな?
    正月回での紺先輩に届いてたものも、しっかり伏線がはってあってさすがだなと思った。

  • エビちゃんかわいい~!

    そしてあとがきに不意をつかれる。

  • ミシンそば。日常って尊いな。

  • 『それでも町は廻っている 回覧板』を読んで一から読み返したくなって出してきたので登録.

  • "「なっなんでお前が泣くんだよ…
    俺 あんま母ちゃんの事覚えてねーし…」"[p.126]

  • 埋蔵金編はじつは奥深いのでは?と思う昨今。

  • なんと噂の島辺博人先生が!

  • 4巻のテーマは日常だそうで。「一ぱいのミシンそば」と「実に微妙なカード」以外はあっさりめ。

    「思い出のそば屋」解明の展開に意表を突かれた「ミシンそば」。朧げに残る断片的な記憶の背景が、一つの線に繋がった瞬間が見事。消えてしまった記憶をつなぐキー判明した途端、それを含めた疑問が一気に解ける。お父さんがずっと口を割らなかった理由、お父さんの沈痛な横顔が切ない。

    男手一つで大変な場面もあっただろうが、真田くんはちゃんとごく普通の、ちょっとおバカな男の子に育った。良くも悪くも、お父さんのあの普段の騒々しい姿からそんな苦労を背負ってきた空気は微塵も感じさせないんだけど…。不自然にならないように明るく振舞い続けることは、とても難しいことだ。息子に淋しさを感じさせないよう、楽しく賑やかしい環境を維持してきた親心を感じる。

    この発見を通して二人は、そんな大人の思いやりの切れ端を見つけた。あとがきの石黒先生のメッセージがとてもストレート。自分から見えている視界の外にも、いろんな人の思いが溢れていること。2巻で歩鳥が死んだ時もだけれど、日常というものがどれほど分厚く複雑で、暖かく儚いものなのかを痛いほど感じる話だ。

    ところで、そば屋捜索の間の真田・歩鳥デートはすごく自然だった〜。楽しそう。あんな感じで緩〜く付き合えばいいのにとも思うけど、やっぱりまだまだ彼には一人妄想で笑わせていただきたい。

    浮いた話続きだが、タケルとエビちゃんとのデート回「実に微妙なカード」も好きな話。子供らしい初々しい感じが好き。今まであまり出番がなかったタケルは、この話でかなりキャラクターがはっきりした感じ?しっかりしていて手がかからない、小学生としてはあまり目立たない存在だろうなー。

    一方でエビちゃんは目立つタイプだけど、ただ気が強いだけの女の子じゃないところが好印象でかわいいな。普段はきついけど二人の時はちょっとしおらしかったり、自分の名前を覚えてもらえていなくてショックを受けたり、年頃らしい可愛さと大人さがバランスよい。ちょっと他の子達より大人だし、頭のいいタケルとは相性いいかも。地味なタケルに恋するあたり、この年頃の女の子が気になるタイプじゃないと思うし…。周りの友達にバレないように、仲良くなっていってほしいわ。

  • ・村おこしスペシャル
    ・着メロは太陽にほえろのテーマ
    ・ミシンそば 泣けた
    ・乳揺れ卓球
    ・包丁投げ合ってる

  • 今巻では「メイド探偵大活躍」と「一ぱいのミシンそば」と「実に微妙なカード」が好き。泣き顔の多い歩鳥だが真田の話で泣いている時は顔がみえないんだな。島辺博人がどことなく島田荘司っぽい。いろんな人が混ざってるんだろうけど。労せずゲームを買ってもらえるなんて、なんて羨ましいんだユキコ。鴨居から剥がれ落ちたモチを妹に食わせる歩鳥とその一部始終を目撃するタケル。地味に今巻はタケルの出番が多くてタケラーとしては嬉しい。

  • G県鬼保根(しこほね)村への宝探し。作者も探偵物が好きな人なんじゃないかと思いました。タケル(弟)くん、優しい子。

  •  

  • うーん、最高。
    キャラクター設定と世界観がいいんだなぁ。今の時代に読むのに適してると思う。

    ミシンそばの話が一番良かったかな。印象深いのは地図の話だったかも。
    地図に二重の意味があるのは一瞬で気づけたからな、実際は三重の意味だったんだけれど。こういった快感を与えてくれるから、推理小説ってハマる人はハマるんだと思う。

    あとがきで作者さんが書かれてたのだけれど、「日常」を守るのは大変なことという表現。「健康」と置き換えてもさほど違いはないかもしれませんが、大局を見据えてる表現のようで好きだなぁ。

    次は5巻か。次第と各話の幅(登場人物への焦点・行動範囲)が広がってきてる気がするので、楽しみですね。

  • 初・それ町。しかも4巻から!
    静ねえさんから譲り受けた、心底あやしい宝の地図を見て
    わざわざ群馬県にまで行っちゃうというデタラメな展開が気に入ったので
    途中巻だけれどチャレンジしてみました。
    まったく問題なく読めます。面白い!
    日常系のギャグマンガは多々あれど、きっちり起承転結がある物は少ないので、
    他人に勧めにくいことがあったりしますが、それ町はお勧めできます。
    歩鳥ちゃんをはじめ、市井の人々の何気ない暮らしで笑えるのは、
    一昔前のホームドラマを見ているようで、ちょっぴり懐かしく、ほっこりします。

    エビちゃんとタケルのデートは甘酸っぱくて可愛いです。
    それを見守るジョセフィーヌもかわいい!
    とっても気に入りました。

  • ニシンそばの話が良かった

  • 4巻のテーマは「日常」
    言葉遊びが前巻までと比べ減ったけど、
    その分癒しが盛り込まれて良かった

  • 今回はなんとなくビミョーなかんじ。でも、ギャグは面白い。

  • 相変わらずのクオリティ!本当につまらない話がないね!これも☆5に近い☆4!☆4.8くらい!でも☆5の壁は破れない!…はい。なんで面白いのか。もうね、話作りがうまいよ。これだね。それと時々挟まれる日常を逸脱した話。逸脱っていうとちょっと大袈裟だけど、SF。少し不思議、て奴ですよ!それとね、作者がよく考えてる!これは最初に言った話のうまさに繋がるのかな。伏線もそうだし後書きよんでも伝わってくるよね!石黒正数すごいぜ!

  • レンタルTUTAYA

  • 「嵐山財宝調査隊」の話でとてもワクワクした こういうちょっと不気味で非日常的な話も面白い

  • 「それでも町は廻っている」4巻読了。うん、面白い。やはりミステリーがベースにある日常ものってのがそれ町の特徴だよね。日常ものの作品は数あれど、ミステリ要素が入っているのはそれ町だけ。

  • 声出して笑いつつ幸せな気分になれる
    マンガを読むのは久しぶり。

  • 間抜けで幸福な彼女の日常。

  • 探偵ネタが多い。タケルが生意気にも彼女を作る。
    エビちゃんマセてるな…

  • 29話のカラーは分かってらっしゃる。ズボンの隙間から見えるチラリとしたロマン。分かってらっしゃる。
    中で一番気に入ってるところは松田巡査とのカラミ。「ケガするぞ(はぁと」のコマの表情が最高すぎる。
    ミシンソバの話のようにいい話なのにそのまま終わらせないのがこの漫画のいい味につながっていると思う。キレイに終わらせても良かったとは思うが。

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著者プロフィール

1977年生まれ、福井県出身。
2000年、『ヒーロー』でアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。
2005年から『それでも町は廻っている』の連載開始、2010年にテレビアニメ化、2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。『木曜日のフルット』『外天楼』『ネムルバカ』など、幅広いジャンルを手掛ける。『天国大魔境』が「このマンガがすごい! 2019」オトコ編第1位にランクイン、2023年4月よりテレビアニメも放送された。

「2023年 『天国大魔境(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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