- Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785930868
感想・レビュー・書評
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第35話下町雪訪い小話
第36話卒業式
第37話蘇る脳細胞
第38話俺たちは機械じゃねえ
第39話夢現小説
第40話嵐山家火事になる
第41話大嵐の夜に
第42話学校迷宮案内詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歩鳥が、妹のユキコが小学校にわすれた宿題を取りにいく話のほか、「メダカ池」と呼ばれる小さな池のなかに「メッシー」という恐竜がいるという伝説の謎を追って、タケルが歩鳥以上の大活躍をする話などがあります。
ちょっとシュールで、どこか上品さを感じさせるこの著者のギャグセンスが気に入っています。 -
<Soredemo Machi ha Mawatteiru>
Digital Composting/雷門風太in竹工房 -
日常にミステリーやファンタジー、ホラー要素を加えつつ、それに引っ張られすぎずに独自の世界観を作り出しているところがさすが。
『下町雪訪い小話』での人探しから始まり、予想していた答えの一歩先のドラマを、多くは語らず想像させる作りがいい。
『卒業式』小学校へユキコたちの忘れ物を取りに向かった歩鳥。
「もう私が来ちゃダメなんだな みんな小さく見える 卒業って何かと思ってたけど 校内が社会全体っていう錯覚から卒業するんだ」
この一言が心に残る。そして、メッシーの謎はタケルたち次世代にバトンタッチされ『学校迷宮案内』で語られる構図も面白いよね。
メッシーの謎を丁寧に追いながら、みんなが納得できる仮説を出そうと考えるタケル。エビちゃんがズキューン!ってするのもしょうがない(笑)
歩鳥と紺先輩の関係性を描く『俺たちは機械じゃねぇ!』『大嵐の夜に』も好き。紺先輩を救うため、包丁を持った男に飛びかかった歩鳥。この行動が紺先輩にどれだけ響いたか。そして両親からの卒業後の選択も重みを増すよね。
『夢現小説』もよかった。
「ファンになったか?」
「静ねーちゃんの?」
この時の静の目の描き方が好き。歩鳥が鰻なのか穴子なのか見極めようとしてる目だなと。
「歩鳥は毎日楽しいか?」
「楽しいよ」
「なんで?」
「え??なんでといわれても」
「それを言葉にしていくのが小説なんだよ 突飛な事書こうとしてもだめなんだよ」
これはこのマンガにも通じる話だよね。日常の中にある面白さを膨らませて描いてくれてるんだなと感じる。 -
"「あとから知ったら傷付くんじゃないかいあの子」
「あの子はもうひとつのあたしの目なんだ
事実を知った途端に失われる貴重な視点なのよ
もうしばらくだけその目で見ててほしいというのは贅沢かな
それにあの子はバカじゃないから いずれ自力で見やぶるよ…
犯人は探偵に見破られるのを恐れつつ 楽しみに待つもんだよ」"[p.108] -
コミック
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紺先輩可愛い。モマン怖い。
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『それでも町は廻っている 回覧板』を読んで一から読み返したくなって出してきたので登録.