悪役令嬢転生おじさん 4 (4巻) (ヤングキングコミックス)

著者 : 上山道郎

• 少年画報社 (2022年12月28日発売)

作品紹介・あらすじ

屯田林憲三郎は妻子ある52歳のちょっとオタクな公務員。トラックにはねられ、
娘がしていた乙女ゲーム「マジカル学園ラブ＆ビースト」に似た世界に悪役令嬢・
オーヴェルヌ公爵令嬢グレイスとして転生してしまう。「主人公」アンナの健気さに
打たれ、親目線でアシストしていくうちにどんどん皆から好感度を上げられてしまい!?
大ヒットコミックス新刊！

感想・レビュー・書評

[谷川(めんとす)さんの感想 · 2023年5月18日]

グレイス様のお母様はかなり謎…
中におじさんが入っているとは気付いて…なさそう…？

[六月一日宮玲子さんの感想 · 2023年3月28日]

王立魔法学園の文化祭開幕。西洋文化観なので、そんなのはないと思っていたが、あった。まるで日本の高校の設定…。憲三郎＝グレースが公務員や親としての経験から培ったスキル、それプラス、オタクとしての知識で学園での人望を集めている…。今巻では、親側の秘密が浮き出てきた。アンナの母親と侯爵の関係、グレースの母親に寄り添う謎の光、グレースの母親の言葉…。やはり憲三郎がゲームの世界に来たのは、理由があるのか？謎が増えてきた。

[らいち(りんご味)さんの感想 · 2023年1月10日]

悪役令嬢転生おじさん、今回も最高に面白かった！！「グレイス様の男装って……男装のグレイス様！！？」というアンナの見開きがめちゃくちゃ面白かったwww見開きで騎士、紳士、音楽家風？、執事？の姿になったグレイス様が載ってて、アンナ本当にグレイス様が好きwww 本来のシナリオからは外れてないけどwww 後夜祭の花火も好感度は上がってるけどwww これならどうなっていくのか、5巻も楽しみ！

[一条さんの感想 · 2023年1月8日]

グレイス様の男装とお母様がついに見られるぞ！エロいシーンがないところと、憲三郎がちゃんと「大人」として解決策を提示したり褒めたりしてくれるところがこの作品の良いところ。今巻は悪役令嬢感はあんまりないかな。文化祭頑張るぞ！と皆が切磋琢磨する回です。

[かおり@iRoakgさんの感想 · 2023年1月2日]

今回は学園祭！ちょっと、悪役令嬢×おじさんの面白さが薄かったか……むしろ、アンナとグレイスそれぞれの母の謎が気になる……

[niroさんの感想 · 2022年12月28日]

今巻は1冊ほぼ丸ごと学園祭編で構成されている。6話（＝月刊誌だから半年）にも及ぶ展開は、途中で読者人気が落ちたらやり直しが難しい（その後すぐ打ち切られる可能性が高くなる）と思うので、相当の自信や実力、安定した人気があるのだと推測できる。
学園祭編は今巻内で完結しているので、収録が中途半端にならない配慮もコミックス派は嬉しい。

学園祭当日を迎える前に劇の内容のほとんどを明かしてしまったので「本番は何を見どころにするつもりだ？」と思ったが、グレイスのチートスキル（貴族令嬢にふさわしい言葉遣いに自動で変換される）のせいで《平民役の台詞を口調そのまま言うことができない》というピンチが発生するというのが上手い。チートスキルが主人公に都合のいい能力で終わらないのがいい。
そこに、これまで出てこなかったグレイス母を絡めているので、ただ演劇に奮闘する様子が描かれる以上に引き込まれる。アンナ母とグレイス父にも何かありそうなど、先が気になる要素もきちんと込められている。

しかし、まさか憲三郎が即売会で頒布する側だったとは。コミケに行っても買う側だと思っていたのでびっくり。