がんばりすぎない!発達障害の子ども支援

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787235268

作品紹介・あらすじ

「じっとしていられなくて、大声を出したり、走り回ったりする」「いつもひとりぼっちでいる」「整理整頓が苦手」「文字の読み書き、計算が苦手」……。こうした特性をもつ発達障害の子どもに、周りの大人たちはどのように関わり、支援していけばいいのだろうか。

本書は、発達障害の特性や基本的な知識を押さえたうえで、保護者や教員などの周囲の大人が悩みがちなポイントや子ども自身の困りごと、安心できる環境づくりのヒントを、Q&Aも織り交ぜながらわかりやすく解説する。発達支援教室の代表として発達障害の子どもに長年接してきた著者の実体験から、うまくいったケースやつまずいたケースを多数紹介し、保護者や教員が抱く疑問に答えていく。

発達障害のネガティブな面ではなくいい面を見る習慣を身につけ、「ユーモア」と「ゆるさ」をもって子育てをしていくための知見を提供する、実践に役立つガイドブック。

【目次】

第1章 子どもと関わる際に知っておきたいこと
 1 発達障害とは何か
 2 注意欠如・多動症(ADHD)
 3 自閉スペクトラム症(ASD)
 4 学習障害(LD)、発達性運動協調症(DCD)
 5 発達障害いろいろ

第2章 子育てで大切なことをエピソードから学ぶ
 1 まずは共感し、その後に必要なサポートをおこなう
 2 どんなときも子どもを否定しない
 3 やらないほうがいいことははっきりしている
 4 守るだけでは子どもは育たない
 5 ゼロか百ではないアプローチをおこなう
 6 子どものことを本当にわかっていますか?
 7 ネガティブな行動には反応しすぎない
 8 相手に合わせる力は育つのか
 9 「イメージする力」が育てば、子どもはぐんと伸びる
 10 子どもは合ったことをすれば伸びる
 11 お父さんも変わらなければならない
 12 ユーモアのセンスを大切にする

第3章 子ども自身の悩みに答える
 1 感覚・身体
 2 情緒・行動
 3 対人・コミュニケーション
 4 生活・学習

第4章 子どもを取り巻く環境について答える
 1 家族や保護者のこと
 2 学校や幼稚園のこと
 3 その他

第5章 いろいろな子どもから学ぶ(発達障害の事例)
 1 人とのやりとりが成立しにくい発達障害のAちゃん(幼稚園・年中、女児)
 2 他者視点が弱く、意図せず人を傷つけてしまう発達障害のBくん(小四、通常学級、男子)
 3 発達障害の特性が随所に見られる不登校のCくん(中一、通常学級、男子)
 4 不安傾向が強く、人への恐怖心がある不登校傾向のDくん(中二、通常学級、男子)
 5 自己肯定感が低く、学校生活がうまくいかないEさん(高二、女子)
 6 人に話をするのが好きで、マニアックなタイプのFくん(高三、男子)

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になった。特に事例を挙げて、考察しているのでわかりやすかった。

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著者プロフィール

筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了。学校心理士、ガイダンスカウンセラー、日本音楽療法学会認定音楽療法士、リハビリテーション修士。小学校、特別支援学校、昭和音楽大学の教員を経て、発達支援教室ビリーブ代表、文教大学非常勤講師、立正大学非常勤講師。著書に『子どもの豊かな世界と音楽療法――障害児の遊び&コミュニケーション』『子どもの世界をよみとく音楽療法――特別支援教育の発達的視点を踏まえて』『〈特別支援教育〉学びと育ちのサポートワーク』第1-8巻、『親も教師も悩み解決!こんなときどうする?発達が気になる子への指導・支援Q&A100』(いずれも明治図書出版)、共著に『音楽療法士になろう!』『障がい児の子育てサポート法』(ともに青弓社)など。発達支援教室ビリーブ(http://www.believe-kids.com/)。

「2023年 『がんばりすぎない!発達障害の子ども支援』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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