作品紹介・あらすじ
クラシックという名の白ウサギを追いかけて穴に飛び込んで、さて、何をどう聴けばいいのか。──教養主義の仮面を剥がす傲慢にも痛快な「エロなオレ様」流聴き方を日本の精神風土から懇切に説き起こし、環境と必要度に応じた受容型を提示する異色の入門書。
感想・レビュー・書評
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好き嫌いの分かれる文体で、正直最初は抵抗も感じましたが、最後まで読み終えてみて、改めて振り返ってみるとすごく良い本だなと思いました♪ただ、とりあえず僕はクラシック音楽に対して「エロなオレ様」感を1ミリも感じた事が無いのでこの比喩については最後まで共感出来ませんでしたが^^;。
最後に書いてましたが、「正しいクラシック音楽」というものはヨーロッパに存在していると思いますが、我々日本人にとっての「正しいクラシック音楽の聴き方」というものは存在してなくて、ただ、漠然と聴くのではなく、自分がどのような聴き方をすれば心地良いと思うのかを意識的に考える事が大事なのかなと思いました☆何となく僕はまず好きになる事から始めるのが性に合ってる気がするので、スターウォーズクラシックあたりから入っていこうと思います(笑)。
著者プロフィール
1970年、山形県生まれ。音楽評論家。著書に『不思議な国のクラシック』(青弓社)、『クラシック音楽異端審問』(アルファベータ)、『背徳のクラシック・ガイド』『愛と妄想のクラシック』(ともに洋泉社)、編著に『クラシック野獣主義』、共編著に『クラシック・スナイパー』シリーズ、『クラシック反入門』(いずれも青弓社)、共著に『村上春樹を音楽で読み解く』(日本文芸社)ほか。
「2017年 『クラシックは斜めに聴け!』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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