クラシックと日本人

著者 :
  • 青弓社
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787271846

作品紹介・あらすじ

荘厳なメロディー、様式にもとづいた演奏、そして大時代な歌……あまりにも厳格ゆえに私たち日本人には理解不能な音楽、クラシック。幾重にも立ちはだかるクラシック=難解というイメージの壁を乗り越えて、「本当の理解」という到達点への道筋を照らし出す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  いつ聴いてもパッと馴染みやすいポップスと違い、クラシックは聴き手にある程度の知識をもって能動的に聴くことを求める、襟を正して聴く音楽だと著者はいう。元々輸入されたものであるクラシック音楽が日本人にどのように受け入れられてきたか、日本人に人気の作曲家が偏っているのはなぜか、クラシックに親しむにはどうしたらよいのかが書かれている。よくある名曲解説とは一線を画した音楽論で、なかなか読みごたえがあった。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

森 佳子(もり・よしこ)早稲田大学・多摩美術大学ほか非常勤講師。博士(文学)。専門は音楽学(主にフランスのオペラ、音楽劇)。主な著書に『笑うオペラ』『クラシックと日本人』(共に青弓社)、『オッフェンバックと大衆芸術– パリジャンが愛した夢幻オペレッタ』(早稲田大学出版部)、『オペレッタの幕開け——オッフェンバックと日本近代』(青弓社)、訳書に『音楽のグロテスク』(ベルリオーズ著、青弓社)、共編著に『オペラ学の地平』(彩流社)、『パリ・オペラ座とグランド・オペラ』(森話社)などがある。

「2024年 『バロック・オペラとギリシア古典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森佳子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×