フィクションとしての子ども (ノマド叢書)

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788503571

作品紹介・あらすじ

発達・適応・無垢などの枠組で捉えられる制度化した子ども観から逃れをめぐる語りの構造の多彩かつしなやかな考察をとおして、論を現代思想の地平に解き放つ。

感想・レビュー・書評

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  • 「子ども」と子どもをつなぐ見方の可能性を広げる一冊。どこまでも飽くなき続く、異者としての「子ども」の世界の探求の書である。そして最後は自分までもいったん現実世界から離れ、自分の思想を仰ぎ見る彼女の詩的世界に没入している。この本のなかで、彼女の知的好奇心がどこまでも見せつけられるのである。

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著者プロフィール

1931年、新潟県生まれ。お茶の水女子大学卒業。お茶の水女子大学学長を経て、お茶の水女子大学名誉教授。専攻は児童文化論、児童社会史。著書に『それでも子どもは減っていく』『異文化としての子ども』(ともに筑摩書房)、『子どもが忌避される時代』(新曜社)、『変貌する子ども世界』(中央公論新社)、共著に『〈少女マンガ〉ワンダーランド』(明治書院)、『誕生から死までのウェルビーイング』(金子書房)ほか多数。

「2012年 『女学生の系譜・増補版 彩色される明治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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