- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788506237
作品紹介・あらすじ
本書では、知覚・認知システムの性質と視覚芸術について、いまなにがわかっているのかを考える。西洋(大部分はヨーロッパ)の美術作品を中心に複雑な科学的概念を捨てないように心がけつつ、専門用語の使用を最小限におさえた、読んでおもしろく、魅力的で、知的に刺激的な話を提供する。
感想・レビュー・書評
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絵の見方について、科学的な視点から解説されている。
どのような視点で描かれたのか、また、人はどのように絵を認識しているのかということが、科学的な観点から述べられており、とても勉強になった。
様々な技法が絵の中で用いられることが理解できただけでなく、人々の絵に対する見方や認識についても理解を深めることができる1冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵の鑑賞やデザインの法則などを脳科学の視点から読み解いた名著
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▼印象に残った言葉
●美術作品を作ったり見たりすることによって、わたしたちは、もっともよく、心のことがわかる。
●私たちは美術作品を「見る」のではなく、そこに「心」を見るのだ。 -
私にとって、初めての認知科学に関する本である。
人が美術作品を「見る」際にどのように感じて、反応するのか。
認知科学という、心理学・生物学・科学など様々な側面から
そのような人間をの働きを分析している。
おそらく、これこそが私が大学院で学びたいことだと思う。
芸術心理学とはどう違うんだろう・・・?