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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788513358
作品紹介・あらすじ
◆体罰は日本の伝統なのか?
家庭で、学校で、道場で、何か事件が起きるたび、何度となく体罰の是非をめ
ぐり議論が巻き起こります。中でも根強いのが、体罰否定はたかだかここ三○
年の流行であり、体罰を有効に使っていた伝統的教育の姿からはずれたものだ
という肯定派の意見です。しかしそれは本当でしょうか。本書は、この問いに
端を発し、中世の思想書や江戸の藩校・寺子屋の罰のあり方など克明な資料か
ら、体罰を用いない柔軟な教育の思想が十七世紀から連綿と息づいていたこと
を論証します。歴史を知らずに受け継がれるべき教育の姿を語ることはできま
せん。学校関係者だけでなく、人を育てるすべての親にお薦めしたい史的実証
の名著、待望の復刊です。