「共生」の都市社会学 下北沢再開発問題のなかで考える

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788514706

作品紹介・あらすじ

◆「知らないうちに道路ができちゃった」と後悔しないために
 現代の都市は、様々な人々が共に生きる=「共生」の側面が強くなっています。にもかかわらず、社会学はこの問題をあまり重視してきませんでした。本書は、この「共生」の問題をルフェーブルの「都市への権利」などの考えに遡って問い直し、そこにある問題とは何か、どのように解決できるのかなどを、根源から問い直します。その際、具体的な考察の対象となるのが、下北沢という街の再開発をめぐって起きた紛争です。七〇年代以降、独自の発展をしてきたこの街を愛する人々が、行政や企業のやり方に対して、やむにやまれず立ち上がった運動ですが、この町に住む人、地主、商売する人、遊びに来る人など、様々な形で運動に関わる人々へのインタビューを通して、多様な考え方・運動のあることが浮かび上がり、解決への道筋が暗示されます。まだ解決に至っていませんが、理論としてだけでなく、運動の記録としても貴重な、力作です。

著者プロフィール

横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 都市科学部 准教授
1977年生まれ。専門は地域社会学/都市社会学。著書に「共生の都市社会学―下北沢再開発問題のなかで考える」(2016年・新曜社)、Characteristics and importance of Japanese disaster sociology: Perspectives from regional and community studies in Japan(2016年・鹿島出版会)など。

「2022年 『コミュニティシップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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