- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788516472
作品紹介・あらすじ
質的研究では様々な研究法が登場しているが、どのような異同や関連性があるのだろうか? 本書は、質的研究全体を俯瞰し最適な研究法を選ぶための地図。主要な研究法や概念を独自の観点から整理し、それぞれの第一人者が解説したこれまでにない一冊。
感想・レビュー・書評
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2階心理学 : 140.7/SAT : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410166858
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質的研究法は、看護・教育・心理学・福祉など幅広い分野における研究で用いられている研究手法のひとつです。質的研究法の中にも、インタビューや観察法など多様な研究手法があります。そのため、どの研究法を用いる場合も同様ですが、質的研究法を用いて研究を進めていく場合にも、何を明らかにしたいか、どの方法であればそれは明らかにできそうかという視点で具体的な手法を選択することが大切です。
具体的な手法を選択する際の最初のステップとして役に立つのが、ここで紹介している「質的研究法マッピング」という本だと思います。この本では、質的研究法の多様な手法が、「過程×実存性」「構造×実存性」「構造×理念性」「過程×理念性」(pp.2-8)の4つの象限に位置づけながら説明されています。そして事象ごとに、ひとつひとつの研究手法について、その特徴やどのようなことを明らかにできるかといった視点で簡潔に整理されています。各説明箇所では、さらに詳しく学びたい、知りたいという人のために、より詳しく学ぶことができる参考文献も紹介されています。
「研究で質的研究法にチャレンジしてみたい!」と思った学生は、この本からスタートしてみると、自分の研究関心や研究で明らかにしたいことに合った手法を見つけるヒントを得られるかもしれません。
(ラーニング・アドバイザー/教育 FUJI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3823809 -
2021.31
研究方法をゼミでみんなで勉強。
こちらは質的研究を、何を明らかにしたいかで4つに分け、その中の違いなども含めて網羅的に説明。
質的研究だなぁとおもったらまずこの本を読むことをお勧め。 -
【OPACへのリンク先】【講座選定:看護学講座(公衆衛生論・健康教育論)】https://lib.asahikawa-med.ac.jp/opac/opac_details/?lang=0&amode=11&bibid=2000114993
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昔に比べて質的研究法に対する不透明感を持たなくなったなぁ。