アイデンティティー時間と関係を生きる (ワードマップ)

  • 新曜社
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788517646

作品紹介・あらすじ

私はどう生きるか? 生涯この問いに挑んだエリクソンの理論からその後の実証的な研究、アイデンティティ発達のメカニズムに切り込んだダイナミックシステム・アプローチ、自己連続性の問題まで、アイデンティティ研究の新展開を一望する見取り図。

*アイデンティティ研究の最前線への誘い!
*古くて新しい「アイデンティティ」概念への手引き

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 医学部分館2階心理学 : 141.93/SHI : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169616

  • 「ワードマップ」シリーズなのでキーワード集なのだが、最初「アイデンティティ」じゃなくて「周縁性」からはじまっていて驚いたけど(「自我アイデンティ」が二番目)、それはそれで考えられた構成になってるのね。

  • 【書誌情報】
    著者:白井 利明
    著者:杉村 和美
    装幀:加藤 光太郎
    ジャンル 心理学・認知科学・臨床
    シリーズ ワードマップ
    出版年月日 2022/04/15
    ISBN 9784788517646
    判型・ページ数 4-6・312ページ
    定価 3,080円(本体2,800円+税)

    私はどう生きるか? 生涯この問いに挑んだエリクソンの理論からその後の実証的な研究、アイデンティティ発達のメカニズムに切り込んだダイナミックシステム・アプローチ、自己連続性の問題まで、アイデンティティ研究の新展開を一望する見取り図。

    * アイデンティティ研究の最前線への誘い!
    * 古くて新しい「アイデンティティ」概念への手引き
    [https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b603795.html]

    【目次】
    はじめに

    第1章 エリクソンのアイデンティティ理論
     1-1 辺縁性 アイデンティティ問題の生まれるところ
     1-2 自我アイデンティティ コミュニケーションがもたらす自我の分割 
     1-3 アイデンティティの危機 身体・自我・社会というシステム
     1-4 個人性と共同性 肯定的アイデンティティと否定的アイデンティティの統合
     1-5 アイデンティティの感覚 世代間の出会いのプロセス
     1-6 エピジェネティック・チャート エピジェネシスの原理とチャートの見方
     1-7 根こぎ感 人はどのようにして社会化されるのか
     1-8 全一性(ホールネス)と全面性(トータリティ) 全体主義(トータリズム)の起源
     1-9 心理社会的モラトリアム 青年期の社会的遊びの意義
     1-10 アイデンティティの超越 歴史のアクチュアリティ

    第2章 アイデンティティ・ステイタス理論の考え方と展開
     2-1 アイデンティティの測定 エリクソンからマーシャへ
     2-2 アイデンティティの統合 マーシャのめざしたもの
     2-3 アイデンティティの領域 青年と社会との関係
     2-4 ステイタスから見たアイデンティティの発達 さまざまな経路
     2-5 アイデンティティ構造 ステイタスはどのようにして移行するのか
     2-6 アイデンティティ・プロセスモデル ステイタス・アプローチの展開
     2-7 日本人青年のアイデンティティ プロセスモデルによって見えてきたこと
     2-8 他者との関係性 アイデンティティ・ステイタス・アプローチのもう1つの展開 
     2-9 関係性の次元 自他のあいだに立ち上がるアイデンティティ
     2-10 自他の視点の葛藤と相互調整 杉村の視点

    第3章 ダイナミックシステム・アプローチによるアイデンティティ研究
     3-1 ダイナミックシステム・アプローチ その考え方
     3-2 非線形性 なぜダイナミックシステム・アプローチなのか
     3-3 文脈依存性 ダイナミックシステム・アプローチによって何がわかるか
     3-4 変動性 個人の発達は平均値で見ることはできない
     3-5 理論モデルの構成と検証 研究の進め方
     3-6 シミュレーション研究 発達段階の移行メカニズム
     3-7 時系列データ分析 一人ひとりの変動性の分析法
     3-8 時間スケール 時系列データの取りかた
     3-9 自己組織化 ボトムアップとトップダウンの相互作用
     3-10 ランドスケープ 量的研究と質的研究の統合

    第4章 自己連続性の構築
     4-1 自己連続性 自我は存在しなくてよい
     4-2 ナラティヴ 語りの構造
     4-3 時間的展望 メンタルタイムトラベル
     4-4 回想展望法 キャリアという連続性
     4-5 前方視的再構成法 物語の逆行性
     4-6 自己定義記憶 他者を見て自己をつくる
     4-7 ディスコース 主体は反応として現れる
     4-8 人生の語り直し 聴き手の役割 
     4-9 トラウマ 「ない」から「ある」が生まれる
     4-10 変容確認法 人はなぜ変わろうとしないか
     
    文献 / 事項索引 / 人名索引

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

大阪教育大学教育学部 教授

「2022年 『アイデンティティ 時間と関係を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白井利明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×