- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788701694
感想・レビュー・書評
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清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」からたどり着いた一冊。足利事件でDNA鑑定を行ったのが、本書の著者である。
科学捜査とはどういうものか、かなり専門的な説明も交えて解説されている。
実際にあった事件を紹介しているが、当然足利事件、飯塚事件は登場しない。
それでも、最終章でDNA型鑑定について説明しており、当時は一般の人が想像しているよりも、DNA型鑑定は万能ではない、ここを履き違えると、いつかとんでもないことが起きると釘を指しているのが印象深い。
全体を通じて、とても仕事熱心で、自分の職務に誇りを持っていることがうかがえる。
また、幼少期から薬剤師の母の職場を度々訪れており、その経験が今の仕事に繋がっているというエピソードは感慨深かった。
著者の指摘するとおり、環境が許す限りもっと親の職場に子供が入り込んでも良いと思う。
その経験が子供の財産となる。
足利事件、飯塚事件のことを知らなければ、とても信頼できる人物だと評価していると思う。
しかし、上記事件の背景には、警察庁からの圧力もあったと思うから、著者の無責任を問うのは酷かもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冤罪
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物足りない。
ただ、科学捜査研究所の組織について分かったので星3つ。 -
マニアだね。