- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788707603
作品紹介・あらすじ
教育の「今」がわかる137のキーワード。
感想・レビュー・書評
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1章 学校 小学校での英語教育
小学校英語教育について、臨界期の視点からみた論点や、小学校英語教育の賛否について書かれている。活動の意義として1.学習時間を長くする、2.学習の負担を軽減し挫折を防ぐ、3.知的発達と言語発達のギャップを小さくできることが挙げられる。2.では、発音や語彙などの中学以降身に付く分析的能力を要しない側面を小学校で学習することで効率的な学習が期待できるのではないだろうか。
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教育を少し専門的に入りたいとき
傍らにいて
時々めくる。
時々本気で一部分だけ読んでみる。
頼れる相棒。 -
昨今の教育のトピックや教育問題、またそれらを見る上で重要となってくる概念などをまとめた一冊。
2007年に改訂されたので、最新の動向にも対応している。
単なる辞書的な本かと思いきや、そうでもない。
もちろん、辞書的にも使えるけれど、今の教育の全体像を捉えるための、一つの足がかりにもなる。
1つの言葉につき見開き2ページの簡単な解説が掲載されている。その解説の内容の濃さは言葉によって違いがあるものの、限られたスペースの割になかなか充実している。
そしてこの本の最も素晴らしいところは、参考文献が、それぞれの言葉についていくつも紹介されているというところ。その数、計300冊以上ではないだろうか。
敢えて難点をあげるとすれば、キーワードの整理か。
「学校」「学び空間」「教師」「家族と子ども」「社会と教育」というカテゴリーによる整理は曖昧で、わかりにくい。
また、似たような概念が重複していることもある。
キーワード同士の関連づけも欲しかった。
ただ、これらは能動的に自分で整理しながら読んでいけば十分カバーできることなので、さほど問題ではない。
今の教育について勉強したいと思った人にとって、一つの羅針盤として活躍するであろう良書です。