金融ビッグバンの幻想と現実

著者 : 山口義行

• 時事通信社 (1997年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[しし座さんの感想 · 2012年4月25日]

半分以上読んでから、古い本だってきがついた。経済系の本の２００９年以前発行の書籍ってどう扱っていいか迷う。

円を発行してるのは銀行ですよとか、金融にまつわる誤解を解きほぐすところを出発点に、金融ビックバンに至るまでの道のりや動きをわかりやすく解説した本。
もちろん私に金融ビックバン後の詳しい経過の知識なんてあろうはずがないので、彼の主張があってたのか否かはわからん。


いろんな人の主張を否定してる部分もあったけど…とりあえずマスコミ側もわからないで記事書いてたりするケースもあるかもしれないってことかな！あと自由化したら市場原理に従って、価格は安くなるっていうのは保険とかには実際には適用されないよっていうのは確かに陥りやすい誤解だと思った。でも、その陥りやすい誤解が無いように世界に専門家がいるのではないのかしら？

マスコミってわざと誤解を招く書き方してる可能性も…。なんにせよ自分の頭で考えなきゃいけないことは案外世の中多いんですね！