- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788914834
作品紹介・あらすじ
なぜ、これを買ってしまうのか-その理由は「デザイン」にあった!人とモノとの関係をとらえ直し、「認知デザイン学」の可能性を切り拓く入門書。
感想・レビュー・書評
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認知科学からデザインを見る。
ここでもD.A.ノーマンの「誰のためのデザイン?」が出てくる -
タイトルを見て、
心を動かすデザインの作り方と、
そのデザインを見た消費者の心理的な変化
について解説した本かと思ったらそうではなかった。
実践的なデザインの作り方というよりは、大学の授業とかでやりそうなデザイン学についてで
「デザインとは何か」「知覚とはなにか」みたいな抽象的な内容が多かった気がする。
心理学的な概念も他の本でも取り扱われているものがほとんどであったように感じた。
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デザインを認知心理学の視点から解き明かしている。
デザインが人に及ぼす影響は我々が考えている以上に大きいことがよくわかります。
勉強にはなりましたがこの本のタイトルから想像していた内容とはちょっと違っていたのが残念でした。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784788914834 -
人が生活するには何かしらの法則を必要とする。その法則をあらゆる観点から大雑把にまとめ上げるのがこのデザインという物、そう理解した。
デザインの根本的なスタートは、人が何かを認識すること、それならば何をもってもデザインという概念に結びつく。今までデザインという物は遠いどこかの世界のある一部の人間が騒いでいるものだと思っていたがそうなると考えを直さなければならなくなるだろう。
人工的に作られたもの=デザインされたもの
これからはもっと大切に物を見ていきたい。 -
分類されていて勉強になった。
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ハーバートサイモンはデザインについて、
「誰もが現状をより良いものに変えることを目指して、創意工夫すること」
であるとしました。また意匠という言葉も、「意を伝える・作るため匠をこらす」くらいの意味で、自らの手によって工夫をするという意味でもあります。デザインという言葉の最も中心となる意味は「工夫・計画」なのです
というくだりと、
テクノロジー・プッシュ
デザイン・ドリブン
マーケット・プル
という三つのデザイン戦略や、
人の望むものを与えるだけでは、アップルのような革命は生まれないこと。
また、デザイン賞を目指すがゆえの制約とアート的な面白さが奪われてしまうことへの懸念など、
いろんなところを少しずつ紹介されていく感じだった。大学の美術教育が古典を中心としている辺りでは、いつWebのデザインにたどり着くのか、何が革命か、なんて話には永遠にたどり着けない、むしろ企業から呼んできたほうが早いと思った。
大学のバカッター騒ぎ抑える意味もこめて、もっと実のあるIT教育を、企業から呼んでやってくれればいいのに。
大学のIT授業、まっっったく面白くなかった!何であんな古臭いことやらなあかんねん!必修じゃなかったら取らないわ。ってレベル。とほほ。