恋愛の科学  出会いと別れをめぐる心理学

著者 :
  • 実務教育出版
3.73
  • (9)
  • (24)
  • (11)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 403
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788914858

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読んでて面白かった。自分の恋愛傾向もわかる。
    ・恋愛はいくつかの要素で成り立っている。
    ・友情と情熱が大半。
    ・男女の友情は成り立つかは男女も同じでごっちゃにしやすいかによる。
    ・交際の満足は友情、一緒にいて楽しいか安心するか。
    ・関係の進展は友情。
    ・性格より外見でモテる
    ・周りから見られるかで面食いになる。ハロー効果
    ・メイクは魅力が増すが濃いと信頼性が低くなる
    ・男性より女性の方が面食い
    ・女性が赤い服を着ると男性はセクシー魅力が増す
    ・一目惚れは2種類、外見か内面。
    ・吊り橋効果は美人は効果あり、ブスはイライラに変わる。ジェットコースターも同様。
    ・反対されると燃える、反対がなくなると冷める
    ・告白は気持ち+どうして欲しいか
    ・告白は3カ月以内
    ・別れの予感は女性の女友達が一番

  • メンタリストDaiGoさんオススメの本。

    専門書にありがちな用語のオンパレードということもなく、文体も親しみやすくさらりと読めました。心理テストがたくさん載っており、折々で自分の傾向を分析できるのも面白かったです。

    DaiGoさんの動画解説聞いた後に読んだので、「あ、ここのこと説明してたな」「こういうことやったんか」と、本のどの情報を取り、解釈し直し、まとめるのか、という勉強にもなりました。

  • 出会いから別れまで、恋愛にまつわる心理学を紹介した本である。

    私は社会心理学や経済行動学の本を割と読んでいるので、特に目新しい情報はなく、「愛の吊り橋効果」は美人ではないと逆効果になるとか、女性は赤い服を着ると異性から魅力的に見られるとかいった様な、一度は目にしたことのある情報が多かった。

    様々な研究結果を読み解き、その結果を紹介しているので、読み物として楽しめる本ではない。また、サンプル数が少ないと思える研究結果も少なかった。目次は面白そうに見えたが、期待外れであった。

    現在、恋愛問題に悩んでいて、解決する為のヒントを得たいという人にはお勧めできる。

  • 時折、難しい言葉も出てくるが実験結果を見てなるほどと納得できたり心理テストもあったりと楽しめた

  • 「オンラインブックトーク紹介図書2021」

    ▼配架・貸出状況
    https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00540944

  • メンタリストDaiGoさんのオススメ。

    一言で言うと、シンプルに面白い。
    高校生や大学生を対象にした実験が多いため、若い年齢層におすすめの本です。

    人生で誰もが経験する恋愛というものを科学的に解明していこうとするもの。男女の違いや、交際までの流れ、付き合ってから、そして破局までの過程や知識が書かれています。
    恋愛を学びたい人はぜひ。

  • メンタリストDaiGoさんのお勧めということもあり興味を持ちこの本を読ませていただいた。
    ほとんどの人が経験してきたであろう、恋愛についての話題を科学的根拠に基づいて紹介してくれる。章ごとにテーマにそって心理尺度があるので、自分の恋愛の傾向が図れるのが良い。そのほかにも片想いの人であれば告白の成功率を上げるための方法や、今付き合っている人も愛が終わっていく過程を知ることで、それを防いだり今の段階がどのくらい別れに近づいているのかの参考になるかもしれない。
     ただし、心理尺度があからさまに内容がわかりやすいため、相手の気持ちを知りたい時には不向きかもしれない。あくまでも、自分の恋愛の傾向や誰かの相談に乗る際に使うのが良いのでないかと個人的には思った。興味のある方は是非手に取って読んでもらいたい。

  • 恋愛の定説を実際に検証した試みを解説する本
    この分野は身近でありすぎて色々言われすぎているので実験しても聞いたことある話にしかならないのが難しい。後実験が難しい。
    ただ、評価軸を作って変な要素が入らないような試験をしているのは良い。

    恋愛の尺度:愛情尊敬友情、親密性情熱コミットメント、「親密性・友愛」「情熱」の要素で全体の分散の46%を説明できる
    SVR:刺激価値観役割理論。セルフモニタリング傾向と面食い傾向。逆吊り橋効果。ロミオとジュリエット効果。ビアゴーグル効果。
    出会ってからの期間と告白成功率:U字。愛の結晶化作用。自分たちだけが幸せバイアス。
    自己成就的崩壊。拒絶敏感性。DV:男性至上主義型、代償型、支配型

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

越智 啓太(おち・けいた)
法政大学文学部心理学科教授。
横浜市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻修了。警視庁科学捜査研究所研究員などを経て現職。臨床心理士。専門は、プロファイリングや虚偽検出等の犯罪捜査への心理学の応用。その一方で、素朴なオモシロ研究を愛しさまざまな論文を密かに読み進めてきた。また、これらの研究を追試することを生きがいにしている。最新論文は「恋愛関係における『恋は盲目』バイアス」(法政大学文学部紀要)で、今の恋人は過去の恋人よりもかっこよく(美しく)みえることを科学的に明らかにした。
著書は、『ケースで学ぶ犯罪心理学』(北大路書房)、『テキスト 司法犯罪心理学』(北大路書房)、『臨床心理学と記憶心理学のコラボレーション』(北大路書房・共著)、『美人の正体』(実務教育出版)、『恋愛の科学』(実務教育出版)、『progress and application 司法犯罪心理学』(サイエンス社)など多数。
テレビ・映画等メディアでも、犯罪心理学や社会心理学の観点から多くの人気ドラマを監修、コメント出演をしている。
趣味は授業と資格取得。「甲種火薬類取扱保安責任者免状」「警戒業務管理者・専従警戒要員」「心電図検定」などマニアックなものを中心に多数の資格をもつ。

「2021年 『すばらしきアカデミックワールド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

越智啓太の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エーリッヒ・フロ...
ジャレド・ダイア...
三谷 宏治
ロイ・バウマイス...
ベン・ホロウィッ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×