ラグビー特別便: 1986~1996

著者 : 藤島大

• スキージャーナル (1996年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[まささんの感想 · 2023年6月24日]

国内の高校・大学・社会人、第1・２回ワールドカップを中心とした海外ラグビーの名勝負、名選手について著者ならではの視点で描かれておりラグビーの読み物として面白かった。現在の著者独特の文学風の言い回しがまだ少ない初期の作品ではあるが味わい深かった。昔の牧歌的なアマチュアラグビーの良さが情景とともに甦ってくる気がした。

著者プロフィール

ふじしま だい　スポーツライター、ラグビー解説者。
1961年東京都生まれ。都立秋川高校、早稲田大学でラグビー部に所属。卒業後はスポーツニッポン新聞社を経て92年に独立。著述業のかたわら都立国立高校、早稲田大学ラグビー部のコーチを務めた。2002年『知と熱 日本ラグビーの変革者・大西鐵之祐』（文藝春秋）でミズノスポーツライター賞を受賞。著書に『楕円の流儀』（論創社）、『ラグビーの情景』（ベースボール・マガジン社）、『人類のためだ。　ラグビーエッセー選集』（鉄筆）、『知と熱』（鉄筆文庫）、『北風　小説 早稲田大学ラグビー部』（集英社文庫）、『友情と尊敬』（スズキスポーツ）、『序列を超えて。ラグビーワールドカップ全史1987－2015』（鉄筆文庫）などがある。

「2020年 『ラグビーって、いいもんだね。』 で使われていた紹介文から引用しています。」