トトの勇気 (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち 7)

  • 鈴木出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790231646

作品紹介・あらすじ

幸せな一年だった。マリー先生と、ものを作りつづけた一年。でも、ぼくは気がついてしまったんだ。とても簡単なことに。ぼくが興味を持てるのは、ぼくの手と、ぼくの手が作りだせたものだけだってこと。このときに、ぼくのその後の不幸が決定的になってしまったんだと思う。学校がだいきらいな13歳の少年、グレゴワールの奮闘記。

感想・レビュー・書評

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  • ADHDの少年が主人公だが、どこにもそのことについての説明がないため、主人公が勉強ができないのは単に頭が悪いから、という印象を受ける。自分は頭が悪い、と主人公が思っているので、あえて説明しなかったのかもしれないが、それならわざわざADHDを持ち出さず、単に勉強の苦手な少年にした方が良かった。とは言え、主人公の特徴は明らかにADHDのものである。その辺の中途半端さが気になる。
    勉強が苦手で学校が嫌いな子は、はじめは主人公に共感するかもしれない。しかし、受験の時幻のおじいちゃんが現れて助けてくれるところで一気にガッカリする。そんなことあるわけない。がんばれと励ますくらいならいいが、具体的に答案のここが間違っている、なんて教えてくれる幻(生き霊)がいるわけない。あまりにご都合主義。その後の展開もうまく行き過ぎ。

  • グレゴワールは学校が大嫌いな13歳の少年。フランスでは、小学校から落第や退学があり、勉強が苦手なグレゴワールは2度退学させられました。両親は彼の学校のことで取り乱し、ケンカばかりしています。落ち込むグレゴワールのことを理解してくれるのは、レオンおじいちゃんだけ。時に優しく、時に厳しいおじいちゃんの言葉に救われ、グレゴワールは希望を取り戻していきます。
    「幸せになるために、やらなきゃいけないことを、やれ!」その言葉に、思わず背筋がピーンと伸びます。

    「学校なんて、きらいだ」で始まる物語。
    字も大きめで高学年から読めます。
    現実は厳しいかもしれないけれど、こんなふうに自分の人生を切り開けるといいなあ、と。
    (kei)

  • [ 内容 ]
    幸せな一年だった。
    マリー先生と、ものを作りつづけた一年。
    でも、ぼくは気がついてしまったんだ。
    とても簡単なことに。
    ぼくが興味を持てるのは、ぼくの手と、ぼくの手が作りだせたものだけだってこと。
    このときに、ぼくのその後の不幸が決定的になってしまったんだと思う。
    学校がだいきらいな13歳の少年、グレゴワールの奮闘記。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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