受動喫煙の環境学―健康とタバコ社会のゆくえ

著者 :
  • 世界思想社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790715740

作品紹介・あらすじ

なぜ、日本の受動喫煙対策は遅れているのか?有害なタバコ煙が、多くの人々に深刻な健康被害を及ぼす「受動喫煙」。タバコ規制の国際条約(FCTC)を最初に批准した国のひとつでありながら、受動喫煙対策の「後進国」である日本の現状に警鐘を鳴らし、よりよい社会環境の実現に向けた議論の筋道を示す。

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  • 【書誌情報】
    著者:村田陽平
    定価:2,100円+税
    出版年月日:2012/12/15
    ISBN:9784790715740
    版型:4-6 232ページ

    タバコ規制の国際条約(FCTC)を最初に批准した国の一つでありながら、受動喫煙対策の「後進国」である日本の現状に警鐘を鳴らし、よりよい社会環境の実現に向けた議論の道筋を示す。
    https://sekaishisosha.jp/smp/book/b353820.html

    【簡易目次】
    序章 能動喫煙から受動喫煙へ ― タバコ対策の新たな時代

    第Ⅰ部 日本の受動喫煙被害の実態
    第1章 受動喫煙に対する認識の遅れ ― 「後進国」としての日本
    第2章 受動喫煙をめぐる多様な社会環境 ― 日常空間で遭遇する健康被害
    第3章 労働環境にみる受動喫煙症患者の苦難 ― 守られない従業員の健康

    第Ⅱ部 日本のタバコ広告の深層
    第4章 商品広告にみるタバコと「男らしさ」 ― 「ホープ」を事例に
    第5章 マナー広告にみるタバコのススメ ― 「大人たばこ養成講座」を事例に

    第Ⅲ部 日本の受動喫煙対策のポリティクス
    第6章 公共空間におけるタバコ産業の分煙戦略 ― 喫煙スペースの生産
    第7章 受動喫煙防止条例へのタバコ産業の抵抗 ― 公共空間をめぐる攻防

    終 章 受動喫煙のない社会環境に向けて ― 「先進国」のための条件

  • 受動喫煙の問題を当事者的・社会的・政治的観点から提起している点が画期的。本当に肩身が狭いのは受動喫煙被害者の方であるなど、本質をついた主張をしている。文献の裏付けもしっかりとなされている。

  • 受動喫煙の環境学―健康とタバコ社会のゆくえ。村田陽平先生の著書。喫煙者の権利ばかりが守られて、非喫煙者の権利がないがしろにされ続けてきた受動喫煙対策後進国の日本。最近はようやく受動喫煙の健康被害の大きさが理解されてきて、受動喫煙対策が少しずつ進んでいることは歓迎すべきこと。非喫煙者にとっての生活環境が少しずつ改善しているのは感じます。

  • 閲覧室  498.3||ムラ

  •  タバコはパッケージなどに「有害です。」と書かれているけれど、どう有害なのか、受動喫煙って?と思った人この本を手に取ってみて下さい。タバコについての基本的な知識が身につくとともに、自分がタバコを吸うときに気を付けようと思うことが書いてあります。
    (匿名希望 教育学部 国語)

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