立教大学文学部卒。現役ビジネスマンとして第一線で活躍する傍ら、別名義で経済小説を発表していたが、2019年に野心作 『替え玉屋 慎三』 で鮮烈な時代小説デビューを飾った。続刊に 『伊勢の風』 がある。本書はその第3弾。異国との密貿易のかどで幕府に目をつけられた藩の疑いを逸らすべく、髪結いの慎三がシリーズ最大規模の妙手を巡らせる。 「2020年 『竹馬の契り 替え玉屋 慎三』 で使われていた紹介文から引用しています。」