ユリイカ2011年7月臨時増刊号 総特集=涼宮ハルヒのユリイカ! The girl greatly enlivens the criticism!
- 青土社 (2011年6月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791702244
感想・レビュー・書評
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谷川流の『涼宮ハルヒの驚愕』(角川スニーカー文庫)が、前巻から4年のブランクを経て刊行されたことを受けて組まれた特集となっています。
巻頭には、大森望と佐々木敦の対談があり、稲葉振一郎、笠井潔、福島亮大、さやわか、小森健太郎、濱野智史などが論考を寄せています。いずれも「涼宮ハルヒ」シリーズのなかから興味深いと思われる論点をとりだしていますが、個人的にはポーターの経営論の枠組みを用いて「涼宮ハルヒ」シリーズの魅力を論じている飯田一史の「涼宮ハルヒの競争」が新鮮に感じました。「涼宮ハルヒ」シリーズと、「学校を出よう」など他の谷川作品を比較しているところは、無手勝流の分析で少々独断的ではないかと思わないでもありませんが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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所在記号:900||ユリ||文学
資料番号:91036164
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福嶋亮大さんの文章が秀逸。
今回はトリビュートイラストも微妙(しまどりるさん、ふみふみこさん、丹治匠さんのものは抜群だったけど)。そういえば、この丹治匠さん、新海誠作品に美術監督として参加している人だった。 -
ハルヒを遊び倒そうという企画ですかねw 稲葉振一郎「涼宮ハルヒの予定調和-古典SFの力」,飯田一史「涼宮ハルヒの競争」,中田健太郎「セカイの開かれ-アニメ背景試論(一)」あたりが興味深かったです。これだけ語れるのはコンテンツの豊かさなのか,これもまた作為なのか。。。
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分かりやすく論評してる人より、小難しく語ってる人が多くて読むの疲れました。
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まあまあ楽しい。ただそれほどネタがないのに無理に書いている人もいて、めんどうに思うこともあった。