- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791703319
感想・レビュー・書評
-
加藤九段は、デビュー時に「神武以来(じんむこのかた)の天才」というコピーをメディアにつけられました。あながち間違いではないと思います。
【版元】
定価 本体1400円+税
発売 2017年6月26日
ISBN 978-4-7917-0331-9
<http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3060>
【目次】
■私が出会った人々*19
故旧哀傷・トマス・フィールド /中村稔
■シュタイネ*8
シェーレ 他一篇 /多和田葉子
■詩
贋作・僧侶 /松本秀文
地図記号の庭にて /望月遊馬
シャークオルガンス川遊歩道 /暁方ミセイ
■特別掲載
言葉と身体のあわいで――マームとジプシーの一〇年、そして詩集『Kと真夜中のほとりで』 /穂村弘+藤田貴大
SNS文化を映画はどうとらえるか――第六七回ベルリン国際映画祭に見るドイツ映画 /瀬川裕司
特集*加藤一二三――棋士という人生
■インタビュー
芸術としての将棋――“神武以来の天才”の軌跡/加藤一二三
■“棋士”とはなにか
直感精読による真理の追究 /佐藤康光(聞き手=編集部)
不屈の闘志と煌めく才気 /羽生善治(聞き手=編集部)
将棋指しから棋士へ /増川宏一
棋士たちの伝説はいかにして生まれたか――坂田三吉から藤井聡太まで /近藤正高
名人のレーゾンデートル /北野新太
■盤上の存在論
没頭する力 /森内俊之(聞き手=編集部)
祈りの将棋 /先崎学(聞き手=編集部)
柔和への道のり /糸谷哲郎
一二三先生 /ヒグチユウコ
加藤一二三について語るための予備的考察 /諏訪部浩一
加藤流全体論――自分の駒も相手の駒もない /三浦俊彦
真理と勝負の狭間で――変わらないことの強さ /後藤元気
■将棋講座
第四〇期名人戦を語る――あるいは藤井聡太の研究 /加藤一二三
■人工知能時代の加藤一二三
アートな一手、または、脳内他者の直観を私の直感とする /郡司ペギオ幸夫
強い(かわいい)とは何か――将棋ソフトからみる加藤一二三と「ひふみん」の狭間 /久保明教
■“ひふみん”の彼方へ
笑われているのではない、笑わせているのだ/武田砂鉄
ひふみんはかわいい /栗下直也
■今月の作品
岩倉文也・廣川ちあき・池田彩乃・草野青人
選=三角みづ紀
■われ発見せり
近くにあるものほどよく見えない /利根川由奈詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この雑誌が発売される直前に、加藤先生の講演をお聞きする機会があったのですが、先生のインタビューと同じような内容でした。
(記録として残るのは非常に助かります)
羽生・佐藤康・森内・先崎・糸谷の5人の先生の対談が非常に興味深く読むことができました。 -
お目当てはヒグチユウコさんのひふみん像