精神医学の歴史: 隔離の時代から薬物療法の時代まで

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791757640

作品紹介・あらすじ

近現代とは、われわれが心の病に直面し格闘した時代だった。隔離収容から温泉療法、催眠、精神分析、ショック療法、そして現代の薬物研究の成果プロザックまで。めまぐるしい療法・学説の変遷と社会文化的背景を詳細かつあざやかにまとめあげた、初の本格的通史。

感想・レビュー・書評

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  • アサイラムからプロザックまでの精神医学の歴史が記載されている。1999年の本だから、まだSSRIは日本では発売されていなかった。精神分析についてはこの時点でかなり批判的に書かれているし、反精神医学に対して冷たい視線を送っているのもこの筆者の特徴だろうと思う。

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著者プロフィール

トロント大学医学部の医学史教授(Jason A. Hannah Professor of the History of Medicine)。1941年イリノイ州エヴァンストン(Evanston)に生まれる。現代社会史を専攻し1967年からトロント大学の歴史学科に加わる。10年後同大学教授、現在同大学医学部精神科教授も務める。初期は家族や身体の歴史をテーマの著書を刊行。その後医学部で基礎医学を学び、本格的に医学史や精神医学史研究を射程に据える。1990年代には精神医学史研究の第一人者となり、今日に至るまで数多くの関連著作を刊行している。

「2018年 『〈電気ショック〉の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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