聖母像の到来

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791764419

作品紹介・あらすじ

16世紀、キリスト教宣教師とともに到来した聖母マリア像を、日本の民衆はいかに受容し創作し変容させたのか。「世界美術史」の立場から聖母像への認識の変更を迫る、美術史の第一人者が書き遺した、図像研究の輝かしい達成。

感想・レビュー・書評

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  • キリスト教はフランシスコ・ザビエルが日本へ持ち込み、その後、禁教令を受けて潜伏キリシタンとなりました。この本では、キリスト教をどうやって布教しようとしたのか、潜伏キリシタンが崇拝した画像は、宣教師から離されることによってどう変化したかなど、日本人のキリスト教信仰における美術との関係が分かります!世界文化遺産になり、話題となった日本の独自のキリスト教文化について考えてみませんか?【中央館/702.099/WA】

  • 16世紀において聖母像がヨーロッパでどのように取り入れられて来たのか
    そして日本においてイエズス会によって持ち込まれた聖母信仰はどのように
    取り入れられて来たのか
    とても興味深い内容だった

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著者プロフィール

若桑みどり (わかくわ・みどり):1935-2007年。東京藝術大学美術学部芸術学専攻科卒業。1961-63年、イタリア政府給費留学生としてローマ大学に留学。専門は西洋美術史、表象文化論、ジェンダー文化論。千葉大学名誉教授。『全集 美術のなかの裸婦 寓意と象徴の女性像』を中心とした業績でサントリー学芸賞、『薔薇のイコノロジー』で芸術選奨文部大臣賞、イタリア共和国カヴァリエレ賞、天正遣欧少年使節を描いた『クアトロ・ラガッツィ』で大佛次郎賞。著書に『戦争がつくる女性像』『イメージを読む』『象徴としての女性像』『お姫様とジェンダー』『イメージの歴史』『聖母像の到来』ほか多数。

「2022年 『絵画を読む イコノロジー入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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