「仮住まい」と戦後日本: 実家住まい・賃貸住まい・仮設住まい

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791773213

作品紹介・あらすじ

なぜ日本の家賃は高いのか。なぜ若者は実家に住み続けるのか。なぜ被災者は仮設住宅から出られないのか。
「仮住まい」から「定住」へ。賃貸から夢のマイホームへ――戦後日本が「標準」としてきたライフコースが、いま大きく揺らいでいる。単身世帯や困窮家庭の増大、進む高齢化、そしてたび重なる震災や豪雨災害。変化する社会のなかで、良質で手ごろな住宅をつくるためにはどうすればよいのか。困難を生きる人びとの住まいに光を当てながら、住宅政策の歴史と現在を問いなおす。

感想・レビュー・書評

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  • 365.31||Hi

  • 第1部 「仮住まい」と住宅政策
    /住宅ローン時代の果てに
    /個人化/家族化する社会の住宅政策 ほか

    第2部 実家住まい
    /親元にとどまる若者たち
    /ジェンダーと住宅政策 ほか
    第3部 賃貸住まい
    /賃貸世代、その住まいの再商品化
    /超高齢社会の公共住宅団地をどう改善するか ほか

    第4部 仮設住まい
    /被災した人たちが、ふたたび住む
    /火災の犠牲となった老人たちの住宅問題

  • 建築の本なのだけれど。そうか、平成が終わって令和になっても、まだ戦後から先へは進めないんだな。それだけ強烈だったんだ。それでも、少子高齢化は進みその中でシステムは自己保存性をもって動いてる。そのままで進めないとしても。

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著者プロフィール

1958年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。専門は住宅問題・都市計画。主な著書に、『東京の果てに』『都市の条件』(いずれもNTT出版)、『住宅政策のどこが問題か』(光文社新書)がある。

「2020年 『マイホームの彼方に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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