縄文語の発見

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791773831

作品紹介・あらすじ

解き明かされた日本語の謎
日本語の起源を弥生時代とする従来の説を排し、その濫觴を縄文時代に求めた本書は、“日本語の誕生"のみならず、いわゆる上代特殊仮名遣い、連濁・四つ仮名現象、アクセントの発生、方言分布など、日本語学における難問をここに解き明かした記念碑的労作。

感想・レビュー・書評

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  • 現代日本語は弥生時代の言語を基に発展したと考えられていますが、発見された遺物や現存する方言から“縄文語”の存在を検証している一冊。
    まずは遺物から縄文時代と縄文人の文化面に触れ、その後に言語学に焦点を合わせた検証が始まります。
    非常に難い内容の専門書ですが、読みやすい文章に助けられ読了できました。
    文明と呼ぶためには農耕が基準とされていますが、青森県大平山元遺跡の土器が現状世界最古であり更に縄文時代の言語が発見されることがあればどうなるのでしょう。
    基準の見直しによって古代文明に日本が加わることも夢ではないと思えました。

  • 2013年に出た新装版が品切れになっていたのですが、「書物復権」のリクエストで「新版」が出ることになり、前に書いた「新装版に寄せて」に追加をしろということで、スペースの開いたところに、
    「新装版に寄せて、追い書き」(pp.280-285)
    を書きました。小泉さんの論を踏まえながら、ちょうどこだわっていた若狭を区切れ目とした、東と西について。(三浦佑之)

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