日本語名言紀行

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791774630

作品紹介・あらすじ

清少納言、藤原定家から、夏目漱石、井伏鱒二、太宰治、村上春樹、小川洋子まで——。
カーンと冴えわたる比喩、はっと驚くオノマトペを発見し、締め付けられるような悲哀やほのぼのとおかしいユーモアに心を掴まれる。日本語学の第一人者とともに、日本語の名所を訪ね歩く。明日から真似したい表現の歴史遺産。

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  • 記紀、万葉集、源氏物語や枕草子から、軍記物、江戸文学、近代の小説まで、国内の文学、俳句等で用いられた、とても美しいフレーズや文章の一節を、喜怒哀楽や四季、人体の機関などのテーマごとに取り上げて解説してくれるもの。死語というには勿体無い言葉がたくさん。侘び寂び、滑稽、諧謔、皮肉や風刺など、現代ではあまり使われないような表現でも、真理を表現しているもの、どんどん使いたいものがたくさん。「鏡には色形なき故に」「虚空能く物を容る」など。日本語って本当に面白い。

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著者プロフィール

1935年、山形県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、早稲田大学教授(日本語研究教育センター所長)、現在は名誉教授。日本語文体論学会代表理事、現在は名誉顧問。主著に『日本語レトリックの体系』『日本語文体論』『日本語 語感の辞典』『日本語 名表現辞典』『日本語 笑いの技法辞典』『新明解 類語辞典』『類語ニュアンス辞典』『美しい日本語』『日本語の勘』『日本語名言紀行』など。

「2023年 『文章作法事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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