本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784792331313
作品紹介・あらすじ
本書は、全世界の法的システムのなかで、教会法の位置づけを示すとともに、国家法と比較しながら、この種の法(律)の特性を明らかにするために書かれたものである。教科書または専門的な勉強の入門書というよりも、その中身はある程度"外から見た教会法の世界"のようなものである。つまり、不思議に思われる教会法の世界を覗いてみたい普通の法学者または法学部の学生のために書かれたものである。
感想・レビュー・書評
-
amazonで検索した教会法の本はこの本だったので読了。
全3部に分かれており、1部は教会法とカノン法の違い(カトリック、プロテスタントの違い)、教会法と国家法、宗教法、教会公法との違いや法源や国際法との関係について60ページを割いている。
2部は、歴史的概観で、6区分しており、①初代教会 ②ローマ法の影響 ③ゲルマン法の影響 ④古典時代 ⑤近代 ⑥現代と公会議、それぞれがどのように決まっていったかを50ページで解説している。
3部は、1917年の旧「教会法典」、1983年の新「教会法典」の簡単な解説をしている。
教会法の全体像を知るために、日本語で容易に入手できる本はこれしかないと思うが、世界史の略史や法制史などの知識があった方が分かりやすいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示