1947年生まれ. 専攻,中世哲学・文明論. 現在, 早稲田大学商学学術院教授.国際クザーヌス協会学術顧問. 京都大学博士(文学), 中世からルネサンス・近代への転換期を生きた哲学者・神学者クザーヌスの研究を中心として, 近代の根にあるものに光を投げ, 大きな曲がり角に立つ現代の根源的な問題性を明るみ出そうとする. 著書,『クザーヌスの世界像』(創文社,2001),『境界に立つクザーヌス』(共編,知泉書館,2002), “Nicholas of Cusa, A Medieval Thinker for the Modern Age”(編著, Curzon Press, 2002), 『「今を伝える」ということ』(編著, 成文堂, 2015),『日本のジャーナリズムはどう生きているか』(編著, 成文堂, 2016)ほか. 翻訳書, ニコラウス・クザーヌス『可能現実存在』(共訳, 国文社, 1987), クザーヌス『神を観ることについて 他二篇』(岩波文庫, 2001), L.ハーゲマン『キリスト教とイスラーム 対話への歩み』(共訳, 知泉書館, 2003)ほか.
「2017年 『クザーヌス 生きている中世』 で使われていた紹介文から引用しています。」