'70s寺山修司: 藁の天皇

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  • 世界書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784792720667

作品紹介・あらすじ

「M・フーコーとの対話」から「天皇論」まで、1970年代寺山修司を突き動かした「犯罪と政治のドラマツルギー」の確かな手応えがここにある。新しい読者の為に社会学者・宮台真司氏の詳細な解説を付して、隠れた名著が今甦る。

感想・レビュー・書評

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  • 寺山修司が精選した百人一首がまず冒頭に掲載されている。彼はそのなかから50首を選び、鑑賞を試みている。寺山さんの視線から鑑賞された短歌はかなり参考になります。短歌を鑑賞し、読者にわかりやすい文章で綴られているから、若者に支持されるんだろうなあ、と思いました。
    国語の授業で扱いたくてうずうずしています(笑)

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著者プロフィール

詩人、歌人、劇作家、シナリオライター、映画監督。昭和10年12月10日青森県に生まれる。早稲田大学教育学部国文科中退。青森高校時代に俳句雑誌『牧羊神』を創刊、中村草田男らの知遇を得て1953年(昭和28)に全国学生俳句会議を組織。翌1954年早大に入学、『チェホフ祭』50首で『短歌研究』第2回新人賞を受賞、その若々しい叙情性と大胆な表現により大きな反響をよんだ。この年(1954)ネフローゼを発病。1959年谷川俊太郎の勧めでラジオドラマを書き始め、1960年には篠田正浩監督『乾いた湖』のシナリオを担当、同年戯曲『血は立ったまま眠っている』が劇団四季で上演され、脱領域的な前衛芸術家として注目を浴びた。1967年から演劇実験室「天井桟敷」を組織して旺盛な前衛劇活動を展開し続けたが、昭和58年5月4日47歳で死去。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた。

「2024年 『混声合唱とピアノのための どんな鳥も…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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