ロケットボーイズ 上

  • 草思社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794209375

作品紹介・あらすじ

1957年、ソ連の人工衛星スプートニクが、アメリカの上空を横切った。夜空を見上げ、その輝きに魅せられた落ちこぼれ高校生四人組は考えた-このままこの炭鉱町の平凡な高校生のままでいいのか?そうだ、ぼくらもロケットをつくってみよう!度重なる打ち上げ失敗にも、父の反対や町の人々からの嘲笑にもめげず、四人はロケットづくりに没頭する。そして奇人だが頭のいい同級生の協力も得て、いつしか彼らはロケットボーイズと呼ばれて町の人気者に。けれど、根っからの炭鉱の男である父だけは、認めてくれない…。のちにNASAのエンジニアになった著者が、ロケットづくりを通して成長を遂げていった青春時代をつづる、感動の自伝。

感想・レビュー・書評

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  • 最高におもぢろい

  • 映画化されているとも知らず。のどかなアメリカの片田舎での青春が、後のロケット開発に繋がっていく。おーロマン!こうでなくっちゃ!現実が夢ではなくなるのがイイ!

  • ウェストヴァージニア州の田舎町コールウッド。男たちは炭坑夫になるのが当たり前で、娯楽は高校のアメフト部のみの小さな町。

    主人公と幼なじみ達は、これまでの町の歴史にはない形で灰色の町に希望の光を与えていく。

    [空高く飛んでいくロケットを作る]

    失敗を繰り返しながら、少年達の夢に向かって突き進んでいくストーリーに一気に熱中してしまった。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA45375520

  • 「だれかが導火線に火をつけなければ、ロケットは飛ばないんだぜ」って2回言うところが笑った。

  • アメリカの田舎。ウエストバージニア州の炭鉱の街に生まれた14歳の主人公サニーの、実話をもとにした物語。
    父親は炭鉱を管理する現場の責任者で、炭鉱一筋で生きている仕事人間です。
    アメフトのトップ選手で学校の人気者である兄のジムへのコンプレックスを抱えたサニーが、ある日宇宙探査を目的としたロケット打ち上げのニュースを聞き、そのロケットが飛ぶのを目撃します。

    そして一転自らロケットを開発して飛ばし、いずれは憧れのファン・ブラウン博士とともに宇宙へ行くロケットを開発する、という夢を抱き、幼馴染や偏屈な友人、学校の化学の先生、炭鉱にいる心優しき技術者や、必ずしも賛成してくれない家族をも巻き込み、ビッグクリーク・ミサイル・エージェンシーを立ち上げます。まったくの素人の少年たちが集まり、試行錯誤を繰り返し、失敗しては危ないと怒られながらも、自ら必要な学問を勉強し、次々とロケットの性能を上げていきます。

    きっとロケットというのは思った以上に危なくて、周りの人を脅かすものでしょう。思春期特有の、自分はコンプレックスばかりで、なにももっていないように語るサニーが、その夢と熱意によって自らと仲間たちを前進させ、学校や、父親や、父親の会社からも反対されながらも、その熱意が人を動かすのです。

    とにかく面白くて貪るように読みました。ぜひ多くの若い人に読んでほしいです。

  • NASAの元エンジニアの青春時代を綴った自伝。
    “勇気があって、敵より高度な知識を持ったヒーロー”に憧れSF小説を好んでいた少年が、人工衛星に感動し、宇宙を夢見てロケット作りに挑んでいく。
    周りの人々にバカにされた状態でも、それに負けずロケット作りに没頭する主人公たち。少しずつ理解してくれる人が周りに増え、多くの人に応援されるまでになってきた。
    上巻を読み終えて、まだまだ問題も多くあるが果たして下巻でどんな形で宇宙への夢が実を結ぶのか、とても楽しみでワクワクします。

  • 作者、ホーマー・ヒッカム・ジュニアの自叙伝。

    ナサで活躍する事になったいきさつと15歳の青春が描かれている。

    時代が炭鉱の最盛期、炭鉱命の父親の固さとこれからの宇宙工学への夢をもち息子との確執もおもしろい。

    まだ、ロケットがおもちゃの域を超えていないのが残念。

  • レビューは下にまとめて書く

  • 僕が一番好きな映画「遠い空の向こうに」の原作となった作品。
    田舎の炭鉱町で暮らす少年が、ロケット作りに取り組む。
    家族の中での意見の食い違いや、炭鉱の労使関係、それに学校内のスクールカーストといろんなところで対立が起きる中で、衝突にめげずにじぶんのやりたいことを押し通していく主人公が楽しい。
    炭鉱に批判的な母親の言うべきことを遠慮なく言う性格も印象に残った。

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