- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794216519
作品紹介・あらすじ
記憶を定着させる辞書の使い方、必ず「声に出して」読むこと、語彙学習、5つのポイント、ライバルをつくる、分析的に読む、達人の復習法、例文の徹底的な暗記で「基盤作り」…などなど、具体的な学習法から、どのような環境で学んだのがよかったのかといったことまで、「達人」たちの共通点から効果的な学習法を導き出す。
感想・レビュー・書評
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最近英語の学習法について何人かの講義や書籍を見聞きしているが、本書も主張していることはそれらと同じ範囲のことで、それらを整理して示している良書。
「誰でもこれだけやれば簡単にすぐに」という手法は営業的なものであり、実在しない。
手法は個人の目的、環境、レベル、興味などで異なるため、一概に手順を示すのではなく、これらから自分に合ったものを選択するよう推奨している。
反対に、自分が誤ったやり方をしていたら、本書で気づくことができる。
図書館で借りて読んだのだが、今後、自分の英語学習法の見直し時の参照に購入しようかと思っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
客観的なデータに基づいており、学術的なバックボーンを持つ竹内氏による著作ということで信頼に足る著作と考えて購入。
これまで一学習者として知っていたり試してみたりしたことが整理されており書かれている学習法の内容に特に目新しいものがあるわけではない。しかしきちんと整理されており自身の学習法を振り返り修正するときには役立ちそう。
また、一教育者として授業開きや学期途中などに学習者を支援したり説明する際には威力を発揮しそうな良書である。(vocabularyに関しては反意語を同時に覚えることは習得に障害となる説もあるので、その点に触れていなかったのは意外であった)。 -
高い英語運用能力を持つ学習者がどのような英語学習を
行ってきたのかを調査し、それに基づく勉強方法を紹介した本。
同じ著者による専門書もあるが、これは一般向けになっている。
日本で外国語を学習するときには、
商業目的99%の教材や教室の宣伝に惑わされないよう
気をつけることが大事。気をつけてもダメな人はこの本を読むといい。 -
英語の「学習方法」を学ぶための本。
ゴールは、ネイティブではなく、英語の巧くなった日本人。
言語学習についての文献、実験結果からよさそうな方法を提案してくれる良書。
学習段階にあわせた勉強方法が提案される。
楽してできる方法ではないが、「こつこつじゃないと結局だめ」という事実を腑に落とすことができる。
これで、世にはやっている「新しい英語教育メソッドで、簡単〜」といったものに惑わされずにすむというか、諦めがつく一冊。
これをもとに、自分の英語学習計画を立てることにした。
文法も、例文暗記も重要。
繰り返し、繰り返し、繰り返し。
基礎が身についたら、とにかく数をこなすこと。
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