文庫 長男が危ない! (草思社文庫 す 3-1)

著者 :
  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794221230

作品紹介・あらすじ

ひきこもり、軽度発達障害から少年犯罪まで、いま第一子長男が問題を抱えるケースが多い。多数の取材から実態を探り、いまどきの長男の子育てを成功させるコツを紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 長男は初めての子供で、親が育児に慣れておらず、家族の期待も大きいので、問題を抱えやすいという趣旨。
    冒頭「生きるのがつらい」の著者の明治大学の諸富教授が出てくる。統計は無いがカウンセリングをしている肌感覚として「一人っ子より長男の方がもろい」と感じるとのこと。

    傾向としては2つに大別できるのだと思う。一つは、母子のカプセルが強く、母親が過剰に介入して自己決定や自活が出来なくなるタイプ。もう一つは、周りと上手くやって波風を立てないで生きてきた母親が、こだわり、攻撃性などの男児の特性を理解できず、仲違いしてしまうタイプ(これは症例的にADHDのような疾患に分類される場合に限らない。男女の性差もある。)。

    必要なのは、認めて、尊重するが、集団に順応出来るようにするということだろうか。それが難しいのだろうけれど。

  • 俺自身が長男だ!! ということでなんとなく手に取ってみたんですけれども…うーん…あんまり納得のいく本ではありませんでしたねぇ…。

    けれどもまあ、「男の子の方が育てにくい」というのは何となく腑に落ちますし、そもそも男というのは…女性が完全体、であるならば男ってほら、不完全ですからね! なんか遺伝子のバグでたまたま出来たのが男だ…みたいな内容の親書がどこかにあったはずですけれども、部屋ん中探しても見つからない…またブッ〇オフで買い直しますか! ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    中盤から後半にかけては長男というより、発達障害の子供のお話がメインですねぇ…ADHD? やらアスペルガーやら…僕も聞いたことのある単語が結構出てきて…しかし、昔だってちょっと変わった人って居たと思うんですよねぇ…平成になってからいきなし出現したわけじゃなくて…。

    というわけで、著者の独断でページが進んでいる感じがしなくもないですけれども…そもそもこの著者だって娘さんに「変人扱い」されてるみたいなんですよね!

    そんな人が書いた本…ということを加味して読み進めればまあ、「話半分」な感じで読み終えることができます…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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著者プロフィール

1951年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、 鎌倉書房『マダム』、日経ホーム(現・日経BP社)『日 経ウーマン』編集部を経てフリーランスライターになる。85年に長女を、 87年に次女を出産。働く女性や子育て のほか、広く教育に関わるテーマで取材・執筆活動を行 う。著書に『人生なかばのギアチェンジ』(オレンジペー ジ)、『お子様おけいこごと事情』(岩崎書店)、『与謝野 晶子 温泉と歌の旅』(小学館)、『今からはじめる! 就 職へのレッスン』(ぺりかん社)など多数。

「2020年 『卒婚 これからの結婚のカタチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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