超監視社会: 私たちのデータはどこまで見られているのか?

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制作 : Bruce Schneier  池村 千秋 
  • 草思社 (2016年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794222374

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超監視社会: 私たちのデータはどこまで見られているのか?の感想・レビュー・書評

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  • 頭ではわかっていたことだが、やはりかなり怖い。
    利便性の裏で本当に失っているもの。失っているか、体制が変わった時とか、本当に狙われた時にどうなるのか。
    かつ、監視には向いても防止にはならない。

    ただの警鐘ではなく、解決のための方策などの提案まで述べられているのも良い。

  • 便利だと利用している携帯電話のアプリ等は何かに活用されているリスクがある。
    悪いことをしていなければ、プライバシーを丸裸にされていいという事ではない。

  • スノーデンの事例を含め、社会の監視に関して、プライバシーの問題や今後の提言とともに述べている本。
    ひとたび目を付けられると、色々と特定される社会になっており、そのあたりの恐怖と言うかリスクについては共感するものがあります。
    分量的には、良く言えば内容豊富、悪く言えば長々しい。
    そんな感想でした。

  • プライバシーがだだ漏れしてる。テロの脅威を餌に政府が、利便性を餌に企業が個人にかかわるデータを知らずに見てる。フェースブックを代表とするSNSや、Gmailなどクラウドサービスでも個人的な、特定の人にしか知らしめていない秘密の話でも、そのデータは自分のものではなく、企業のものでありそのデータは削除されない。
    本書は米国の視点だけれどもGoogleなど米国企業のサービスを日本から利用しても個人の知らないうちに米国の政府(NSA)に見られていることに。
    ってここに書いていてもねぇ。

  • NSAによる監視だけでなく,グーグルやフェイスブックなどの監視,さらにブラウザーのクッキーなど網羅的大量監視がいかに恐しいか,警告の書.

    網羅的大量監視がどのように行われているかという現状の1部,網羅的大量監視が何をもたらすかという問題点の2部,現状をどう変えたら良いのかという提言の3部から構成されています.

    解体が提言されているように,NSAに対する批判が中心のようです.個人がどうすべきか,という部分は技術的,具体的なことはあまり書いてありません.

    読みごたえがあるのは問題点の2部でしょう.ここは読むべきです.

    たとえば匿名性は個人に力をもたせ,自由の土台になるもので,守る価値があるというのは,ケヴィン・ケリーとは対照的ですね.

    内容とは関係ありませんが,価格は2160円.このタイプの本にしては安いと思います.ところが,読みはじめて気がつきましたが,脚注すべてが出版社のWebページからダウンロードするようになっています.

    読みにくいということもありますが,何よりもブルース・シュナイアーは知っているのでしょうか.ダウンロードしたら記録が残るわけですから.

  • 所在:展示架
    請求記号:007.3/Sc5
    資料ID:11700491
    選書担当者:原嵜

  •  監視テクノロジーの価格下落がもたらした結果は、監視コストの低下だけではない。監視活動の生活も様変わりさせた。コストが安くなったことにより、これまでより大量の、はるかに大量の監視が実行されはじめたのだ。(中略)携帯電話が普及した今日は、すべての人を常時追跡することも可能になっている。(p.50)

     インターネットを監視するとは、インターネットと結びついた今日の世界全体を監視することと変わらないのである。(p.86)

     先端技術を活用して特定の犯罪を完全に阻止しようという新しい考え方は、それを実行に移す前に慎重に考えたほうがいい。前出のハーバード大学のヨハイ・ベンクラーが述べているように、「不完全さは自由の核を成す要素」なのだから。(p.167)

     たとえば、女性は前述した月曜日だけでなく、気分が沈んでいるときも容貌への自信が弱まることがわかっている。もし女性たちの感情を操作できれば、大きなビジネス上の効果が得られる。すでに、声や身振り手振りから人の心理状態を推測するシステムが登場している。(p.194)

     私たちにとって重要なのは、自由でオープンでグローバルなインターネットの重要性を再確認すること、そして、そのようなインターネットを存続させるために努めることだ。(p.388)

     恐怖は、プライバシーを押しつぶす。テロへの恐怖は、専制政治への恐怖を押しつぶす。強い恐怖は、本書で挙げてきた懸念すべてを押しつぶす。ここで言う恐怖とは、国民にとっては次のテロ攻撃への恐怖だ。政治家にとっては、それに加えて、テロを防げなかったと非難されることへの恐怖もある。(中略)脅威の大きさがどうあれ、大量監視は有効な対策になりえない。効果があるのは、警察と情報機関による従来型の活動だ。有効性の有無を度外視して「なにか対策を打つ」ことを望む衝動は抑えなくてはならない。(p.361)

     マーティン・ルーサー・キング「歴史の弧は長い弧を描くものだが、その弧は正義に向かって曲がっている」。私は現状を悲観していても、長期的には未来を楽観視している。私たちが恐怖心を克服し、プライバシーの価値に目覚め、ビッグデータの恩恵に浴しつつも、幾つかのリスクから自分たちを守るためのルールをつくるだろうと思っている。(p.377)

  • この本を読んで、検索履歴を残さないエンジン『ダック・ダック・ゴー』を使おうと思いました。

  • 著者は暗号関連研究の世界的権威であることから,専門書はいくつか読んでいるが,一般書は初めて読んだ。
    非常に有益な情報が詰まっている良い本である。だから内容は星5つなのだが

    しかし,

    本文に注の番号はあるが実態がない。なんとPDFをダウンロードしないと読めないのだ。何を考えているのだ,この出版社は。さらにこのPDFが酷い。半角でなければならない文字が全角であったり,埋め込まれているURLが完全でなかったり(完全であることが珍しい)で使いにくい。これで星3個減。
    英語で読んだほうが良かったかも。
    さらに本のレイアウトも酷い,素人が組版したのか?

    日経新聞の書評で知って図書館に予約。かなり待って入手。

  • 脚註は巻末か各章末につけてほしい。無料とはいえダウンロードって、読みにくいよ……。

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超監視社会: 私たちのデータはどこまで見られているのか?の作品紹介

スマホの履歴やオンラインでの購買履歴、グーグルでの検索、フェイスブックの利用だけで、あなたの性癖はバレている――。すべてがネットにつながれる時代、詳細な個人情報は巨大企業が握り、データは国家による個人の監強化を促し、私たちは超監視社会とも呼ぶべき社会を生きている。コンピュータセキュリティの専門家がネットの向こう側から見たこの社会の危うさに警鐘を鳴らす。何気ないネット、スマホ利用から想像を超える情報監視が進む実態を赤裸々に描いた衝撃の一冊。

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