- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794223821
作品紹介・あらすじ
東京は「上がる街・下がる街」が入れ替わりやすい宿命にある都市であり、下がり続けてスラム化する街もありそうでない。そして、その「上がる・下がる」の命運に大きな影響を与えているのが「交通」の変化なのである――。
地方からの人口流入が止まったことで、東京でもいよいよ人口減少が始まり、高齢化が深刻化する。しかし、そんな中でも、新たに若者や子育て世代を引き寄せる街や、オフィスビルの建設ラッシュに沸く街、郊外型ショッピングセンターや物流倉庫が集中して活況を呈する街が新たにできている。東京が衰えゆくのは確かだが、均一に衰えていくわけではない。それどころか、街によっては以前より栄えるところも出てくるほどだ。なぜなのか?
東京はもともと、交通が未完成な都市で、鉄道ばかりが先行して発達し、道路の建設がまったく追いついていなかった。その状況はいまでも変わりなく、道路は計画の60%しか完成していない。また、他国の鉄道と違って、日本の鉄道は民間会社がそれぞれに個別に開発していることから、サービスが統合されておらず、利用者からすると不便な面が多かった。
その不便さ・未完成さは、よく言えば、改善余地・フロンティアでもある。近年、路線間の直通運転がはじまったことで、沿線の街の魅力度が急にアップ、今まで見向きもされなかった街に、急に注目が集まるようになった。道路の建設も地道に続けられ、中央環状線や外環道、圏央道の延伸・完成により、渋滞が減少、環状線沿線に大規模なアウトレットモールや物流拠点が作られるようになり、それら地域は急激に活性化している。東京の街の盛衰を生み出す活力源=「交通」から、東京の未来と、今後「上がる街」を探る。
感想・レビュー・書評
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2019年の情報なのでほどほどに参考にした。
テレワークの浸透により、
社会の流れも大きく変わったのかなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都市のGDP
東京1兆ドル、NY0.6兆ドルという事は驚き。
虎ノ門はポテンシャルあり。 -
結局上がる街、下がる街はどこ?