文庫 図書館の興亡: 古代アレクサンドリアから現代まで (草思社文庫 バ 3-1)

著者 : マシュー・バトルズ 白須英子

• 草思社 (2021年4月5日発売)

作品紹介・あらすじ

中世大学図書館や王室文庫、イスラーム世界の「知恵の館」や
ユダヤ人の書物の墓場「ゲニーザ」など、
多彩な図書館を紹介しながら波瀾の歴史をたどる。
時に愚かしく、時に感動的な、人と書物の物語。

古代アレクサンドリア図書館の書物の焼失、
ヴェズヴィオ山の噴火による「パピルスの館」の埋没、
二度の世界大戦中、中世以降の貴重な宗教関連書のあった
ベルギーのルーヴェン大学が受けた惨禍など、
かけがえのない知的遺産の喪失は、失われたものへの好奇心をいっそうかきたて、
残された資料を探し集めて、さらなる書物を書こうと人々を奮起させる。
“書かれた言葉”にはやはり、時空を超えた人の声がひそんでいると
改めて実感せざるをえない。（訳者あとがきより）

──時代の波に翻弄され続けた図書館の歴史を知られざるエピソード満載で綴る。

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2021年3月15日]

祝文庫化

図書館の興亡 | 草思社
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_1353.html

文庫　図書館の興亡 マシュー・バトルズ　(著/文) - 草思社 | 版元ドットコム
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794225139

[ゆぺこさんの感想 · 2023年4月26日]

大学新入生に薦める101冊の本 新版 (岩波書店/2009) で気になった本。

[haruさんの感想 · 2021年9月1日]

2021年8月26日購入。

著者プロフィール

マシュー・バトルズ(Matthew Battles)
ハーヴァード大学のワイドナー図書館、ホートン図書館などで長年、司書を務める。

「2021年 『文庫　図書館の興亡』 で使われていた紹介文から引用しています。」