英国紳士が見たニッポン A State of Mind (ラダーシリーズ Level 3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794602558

作品紹介・あらすじ

来日して35年の著者がはじめて明かす日本への一目惚れ体験。著者の日本への愛がにじみ出てくる珠玉のエッセイ10編を収録。生まれ変わってもまた同じ妻、同じ子供、同じ孫、同じ友達に出会って、そしてやっぱり日本に住みたい…。そんな著者の思いをシンプルで洗練された英語で味わってみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、「ラダーシリーズ Level3」という分類をされている。
    「ラダーシリーズは、はしご(ladder)を使って一歩一歩上を目指すように、学習者の実力に合わせ、無理なくステップアップできるよう開発された英文リーダーのシリーズです」というのが、本書に書かれているラダーシリーズの説明である。
    Level3というのは、単語数1,600語程度、TOEICで500-600点というレベルである。
    ただ、本書は「英語の勉強をしてみよう」という目的で求めたというよりも、書店でたまたま見かけ、その題名「A State of Mind 英国紳士が見たニッポン」に惹かれて買い求めたものである。
    筆者は、日本人の妻を持つイギリス人である。結婚後、比較的若い頃から日本とイギリスの両方に住んでいたが、ある時点から日本にほぼ定住している。彼の見た日本、彼が日本を好きな理由などを綴ったエッセイである。
    TOEIC500-600点レベルなので、難しい単語はほとんど使われていないし、本の最後の部分に単語帳もついており、辞書を使う必要もなく読み通せる。平易な英語で書かれているが、味わい深い内容の本だった。

  • 初めて英語の本を読み切った記念に。挫折しまくってたけど、この本で新たな一歩を踏み込めた気がする。巻末の辞書は見やすくてイイね

  • ラダーシリーズのレベル3の本。
    日本人との結婚を機に日本へやってきたイギリス人男性の異文化交流エッセイ。

    英語を勉強している人は異国の言葉を使えるようになりたいと思っているはずで、そこには文化の違いを知りたいという好奇心が絶対に少しはあるはず…。
    なので、とても楽しく読める1冊だと思います。

    小さな言葉の違いが大きな致命的ミスになる場合もあるし、言葉の習得って難しいよね。
    著者さんが「遠山の金さん」を「kintama no tosan」と言ってしまい、周囲の日本人を凍らせた話ではむっちゃ背筋が凍りました。

  • 意外と面白かった。作者は日々のルーティーンを大切にしており、日々のイベントの積み重ねがHappiness と定義している。辞書ではHappiness は不可算名詞と書かれているが彼の定義からすればHappiness は可算名詞だという発想はユニークで面白かった。

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著者プロフィール

1955 年、ロンドン生まれ。78 年に来日して以来、途中帰国した4 年間を除き日本在住。91 年以降、フリーランスのライター・翻訳家として活躍。97 年、小説家としてデビュー作Crime Sans Frontièeres をイギリスで出版し、その年に出版された最も優れた長編小説に与えられるブッカ-賞にノミネートされる。その後、日本を舞台にしたIsolation(03 年)、 Nowhere to Run(04 年)をアメリカで出版。翻訳家としてもフィクションおよびノンフィクションの幅広い分野で多数の翻訳を手掛ける。現在は日本人の妻と横浜に在住。www.chrisbelton.com

「2013年 『こんなとき英語ではこう言います』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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