「考える力」はこうしてつける

  • 新評論
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794806284

作品紹介・あらすじ

まだ、続けますか「暗記のための学び」を。「思考力、判断力、表現力」はこうして磨く。

感想・レビュー・書評

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  • 教師向け

  • 初版は2004年だが、内容は2018年でも色あせていない。むしろ、「主体的・対話的で深い学び」や「アクティブ・ラーニング」を目指す中での重要なエッセンスが多くあり、今こそ読みたい1冊と感じた。

    ・「振り返り」と「メタ認知」の能力を育てること
    ・そのために、教師もそれを実践し、モデルとなること
    ・教師がやっていた学習環境の整備を、生徒と共有すること
    ・生徒に問う。考えてもらう。気づきを記録していく。
    ・続けることで、深まり、強化されていく。

    「『学びの責任』は誰にあるのか」
    に続く1冊。合わせて読みたい。

  • 今までの本とは比べものにならない位の、果てしなくドックイヤーをした本。メタ認知、振り返りをするために、学習日誌や交渉、評価、質問などを用いることが大切にされている。良書

  • 原文なのか、はたまた、翻訳のせいなのかわからないが、文章や内容の構成や論理のつながりがクリアでないと感じた。また、メタ認知を育てるなど、とっても大きなことを言っているのに、リファレンスもエビデンスも掲げていないことにも違和感が残った。

    それでも、原文を読むのにかかる時間を考えれば、日本語になっているのはありがたいことだし、何より構成主義的な学びについての本を周りと共有できるのはありがたい。

    ことに、ポートフォリオやStudent-led Conferenceの辺りは、日本的なものばかりであまりいい文献が見当たらないので、それらを説明する時に役立つと思う。

  • しばらく前に購入し、開いたり閉じたりしていた本である。今回、ようやく通して読んでみると、何とメタ認知を中心とした内容で、しかも振り返りを中心にしたものだった。やれやれ、もっと早く読んでいればよかったね。
    記述が多少荒くて説明不足の感はあるが、これは原本がそうなのだろう。振り返りの重要さを改めて認識させられるものだった。
    教師自身の振り返りを進めているのにも納得させられる。ブログを書くというのも教育ジャーナルを書くという意味で大切なのだな。
    今までしてきたことの意味を確認できる本だった。

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著者プロフィール

eni WILSON メルボルン大学教育学部で教鞭をとりながら、小学校等で教員研修を数多く行っている。著書多数。 

「2018年 『増補版 「考える力」はこうしてつける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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