アイスランドへの旅 (ウィリアム・モリス・コレクション)

  • 晶文社
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本棚登録 : 59
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794916952

作品紹介・あらすじ

1871年。モリス37歳。この夏、彼はポニーの背に揺られて、アイスランドを旅した。終生愛してやまなかったアイスランド・サガゆかりの地を訪ねる六週間の旅だった。モリスの生涯の転機となった旅を記録した貴重な日記。氷河と火山の島アイスランドの伝説と自然と、そこに暮らす人びとの姿を精彩に富む筆致で描く。

感想・レビュー・書評

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  • ウィリアム本人はアイスランドのサガに造詣が深かったらしいことが伺えました。
    今となってはアイスランドは観光で成り立ってる国かもしれませんが、当時となると旅行でわざわざ行く人はなかなかいなかったのではないかと思い、読む前は、なぜ時間と労力を費やしてまでアイスランドへ行ったのかわかりませんでした。
    しかし読んだあとは、ウィリアムは今でいう「オタク」であり、この旅行は言ってしまえば「聖地巡礼」らしいと思いました。
    旅行中の日誌を基に知人を中心とした読者の存在を意識して書き起こしたもののようですが、情景描写が精緻で、土地と筆者のサガの知識を絡めた描写や、旅の途上での人々とのエピソードが事細かに書かれていて、当時のアイスランドの雰囲気が良く伝わってくる文章だと思いました。

  • 2021年1月期の展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00196319

  • 6/17はアイスランドの独立記念日
    37歳のときに著者が旅したアイスランド。
    氷河と火山の島に残る伝説、自然、人々の姿の記録

  • 更新がもう出来無い!ので?、明日返却が惜しい!のですが?‥。アイスランド(共和国)も近年は?、先進化の向上の漸進(ぜんしん)度が高い!為(ため)なのでしょうか?、この書籍が記された時代の面影(おもかげ)?…今では失くなりつつ遭ります!。ですからこそこの書籍の価値が高い!のですね?‥!。

    P・S
    ちなみに上記の批評を書いて措(お)いて言うのも変ですが?、私は?…“実はアイルランド派です。なにせアイスランド共和国は?…‘日本を大西洋と北極圏に同時に移動させた様な国’だから魅力は?…日本と被(かぶ)る!ので?、住んでる人の暮らし以外に魅力は?…本当に無い”ですね?‥!。( T_T)\(^-^ )。

  • 民藝活動の人だと思っていたら文筆家でもあったんですねぇ。図書館で借りたんですが、ぜひ本棚に加えたい一冊。

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著者プロフィール

William Morris(ウィリアム・モリス)1834年~1896年

詩人、工芸職人、デザイナー、社会主義者、環境問題活動家、小説家、出版者として、19世紀の英国社会に多大な影響を与えた。その影響は、没後120年以上経っても衰えず、むしろ重要性が高まっている。デザイナーとしての側面だけでなく、人生の後半に、不平等な社会の変革や環境保護のために献身したことが、とくに最近注目されている。

「2019年 『素朴で平等な社会のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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