原民喜のガリバー旅行記 (ものがたり図書館 1)

  • 晶文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794933355

感想・レビュー・書評

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  • ヤフーのくだりが考えさせられる。

  • 旅を通じてガリバーが多様な価値観を吸収して成長しているのがよくわかった。どの文化でも礼儀正しさというか、気品が重要なのだろう。最後の物語のヤーフはなんだか、現代のざんねんな人々そのものにしか見えなくて、そんな風にはなりたくないなと感じたし、作者はきっと周りがほんとにヤーフばかりに見えたのかもしれないと思った。

  • リリパット国のエピソードは誰でも知ってるガリバー旅行記だけど、こんなに風刺の効いた大人向けの物語だって事を初めて知った。フウイヌム国のヤーフ達についてが特に出色。スイフトは本当に人間という存在を良く知っていると思う。<br>
    <br>ラピュタも出てくるよ。<br>
    <br>
    -2006年10月20日読了<br>
    &nbsp;青空文庫にてDL

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著者プロフィール

1905年広島市生まれ。慶應義塾大学英文科に進学し、「三田文学」などに短編小説を発表。帰省中に広島市の実家で被爆した。直後の市内の様子を書き留めたノートをもとに47年に「夏の花」刊行するなど、被爆後の広島の惨状を詳細に残していった。51年に『心願の国』を遺し自殺。

「2019年 『無伴奏混声合唱のための 魔のひととき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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