おいでよアフリカ: 西アフリカの街と祭と女たち

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794958884

作品紹介・あらすじ

躍動感あふれる音楽に魅せられた女性写真家が、単身で西アフリカに渡った。ナイジェリアの首都レゴスを皮切りに、セネガル、コート・ジヴォワール、マリをめぐりつつ、壮大な自然と人々との交歓をつづる。にぎやかな市場。パレードやコンサート。女たちのオシャレ。奥地の村の祭。黒い肌の輝きと息吹きを伝える、異色のアフリカ案内。

感想・レビュー・書評

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  • 昔、ユッスー・ンドゥールのコンサートに行って吃驚した。事前知識が殆ど無かったから、ユッスーの格好良さと歌に心底驚いた。民族衣装がキレイで、立ち振る舞いが優雅。それにバンドのリズムがワケ判らんぐらい複雑なのに、スッキリ聴かせるので、感激しまくりだった。

    ともかく、驚いたままCDを購入。そのまま本屋に突入し、アフリカ関係の本を探す。ところが、あのファッションや音楽のことを教えてくれる本が無い。サバンナの野獣の写真なんて要らないんだと、イライラしてたところに見付けた本。
    キング・サニー・アデの追っかけでアフリカに行っちゃった女性カメラマンの体験記。マーケットの女性達の着飾った姿が口絵。料理やお祭り、音楽を追っかけ、ドンドン深いところへ。ねえ、奇麗でしょう。ほらほら、可愛いでしょう、と文章のそこここで嬉しい声が聞こえる。健全なるミーハー精神に感謝。
    巻末にアフリカの映画やCDを紹介してあり、当時は大いに参考にした。
    内容は流石に古びたか。でも、僕にはとてもありがたい本です。

  • 板垣さんのだからぱらぱらっと読んだ。うーん。本の構成は好きだけどいまいち印象に残ってないな。

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著者プロフィール

Mariko Itagaki.
いたがき まりこ
写真家、文筆家。
1982年、ジャズの音楽家を撮影することで写真の世界に入る。
パット・メセニー、キース・ジャレットのカレンダーなどを
手がける。
1984年、西アフリカ、ナイジェリアの音楽に触れたことで
アフリカ行きを決意。
翌85年から、ナイジェリア一周を始め
東西南北のアフリカへ通い始める。
ナイジェリア西部ヨルバの神々が大西洋を渡り
「新しい土地」で根付いていることを知り、
それに会うために1988年からブラジル通い。
北部バイーア地方に長期滞在。
後、1998年からキューバに通い始める。
2015年から3年半を超えて住み、現在も通い続ける。
キューバに関する著書は、
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ全員のインタビュー
『キューバ、愛!  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブと
音楽揺籃の地への旅』(作品社、2000年)、
『キューバ、甘い路上』(フィールドワイ、2002年)、
『キューバへ行きたい  とんぼの本』(新潮社、2011年)
がある。その他の写真集、紀行エッセイなどの著書に、
彩流社からは
『スプーン曲げに夢中   SPOONS BEND IN ENCHANTING CURVES』
(英訳:ジョン・エリック ラトレッジ、彩流社、2005年)
があり、他、
『おいでよアフリカ  西アフリカの街と祭と女たち』
(晶文社、1990年)、
『歓喜 AYO 記憶の中の笑顔、官能の西アフリカ』
(情報センター出版局、1991年)、
『踊るカメラマン  アフリカ・ブラジル・中国の旅』
(晶文社、1993年)、
『ベトナムの人  揺らぎつづける「花と陽の国」』
(三五館、1996年)、
『魔女ランダの島・バリ  「癒しとトランスを求めて」』
(スリーエーネットワーク、1996年)、
『カーニバル・イン・ブラック   
ブラジルに渡ったアフリカの神々と祭り』(三五館、1997年)、
『バイーア・ブラック  ブラジルの中のアフリカを探して』
(トラベルジャーナル、1997年)、
『アフリカ 喜・気・樹  太陽がくれた詩と写真』
(理論社、1998年)、
『笑ってる?』(三五館、1999年)、
『虹色のこどもたち  Children in the Rainbow』
(理論社、2001年)、
『武器なき祈り  
フェラ・クティ、アフロ・ビートという名の闘い』
(三五館、 2004年)、
『アフリカン・ビューティ』(三五館、2008年)、
『ブラジル紀行   バイーア・踊る神々のカーニバル
P‐Vine BOOKs』(スペースシャワーネットワーク、2009年)
などがある。

「2018年 『キューバ・アモール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

板垣真理子の作品

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