哲学者クロサキの写真論

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794964939

作品紹介・あらすじ

ライカの手触りに恍惚とし、ハッセルのシャッター音に永遠を感じる。ライツにツァイスにローデンシュトック-。めくるめくレンズの誘惑に身を任せながら、カメラを愛し、カメラに愛された哲学者が、技術の進歩にともない変わっていく人の美意識に迫る。撮った画像をいかようにも加工できる。ハードディスクに記録された過去は、いつでもアクセス可能な等価な瞬間として所有することができる。そんなデジタルカメラの特性は「決定的瞬間」を切り取るという写真の意義をどのように変えていくのだろうか。メカと技術と理論の溝を軽やかに飛び越える、新しい写真論の誕生。

著者プロフィール

1954年仙台市生まれ。
哲学者。東京女子大学教授。東京大学大学院博士課程(哲学)満期修了。専門はカント哲学。
人工知能、電子メディア、カオス、生命倫理など現代的諸問題を哲学の角度から解明している。NHK Eテレ「サイエンスZERO」(2003-12年)やNHK BS2「熱中時間~忙中“趣味”あり~」(2004-10年)にレギュラー出演するなど、テレビ、新聞、雑誌など幅広いメディアで活躍。著書に『今を生きるための「哲学的思考」』(日本実業出版社)、『身体にきく哲学』(NTT出版)、『デジタルを哲学する』(PHP新書)、『カント「純粋理性批判」入門』(講談社選書メチエ)、『哲学者はアンドロイドの夢を見たか』(哲学書房)など多数。

「2016年 『哲学者クロサキの 哲学超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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