「深部感覚」から身体がよみがえる!: 重力を正しく受けるリハビリ・トレーニング

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969293

作品紹介・あらすじ

▼あなたのケガ、本当に治っていますか?
壊れた/鈍くなった感覚を「リハビリ」する画期的メソッド。

・怪我をするとパフォーマンスが低下する理由とは?
・年を取ると転びやすくなるのは、なぜ?
・なぜ捻挫を繰り返してしまうのか?

▼いわゆる五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)だけが感覚じゃない。
運動に大切な三つの感覚(重量覚・位置覚・運動覚)をリハビリ・トレーニングするための、はじめての一冊です。

位置覚とは:四肢や各部位の位置の感覚
運動覚とは:関節運動における方向や速度の感覚
重量覚とは:力や重さの感覚

▼重力に逆らわない、自然な姿勢とは
感覚を活性化させ、心地よさをもたらす8つのシンプルなルーティーンで、誰でも滑らかな動きを再獲得することができる。

▼毎日のケアから運動能力の向上まで
日常生活でできるエクササイズから、運動の柔軟性・心肺機能・瞬発力etcの向上のためのエクササイズまで収録。

感想・レビュー・書評

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  •  アレクサンダー・テクニークに似通っているところがある。
     どのような姿勢や動きが最も楽なのかを知るために、重力をキーとして解説。
     ただ自分の内部感覚を探るだけではダメで、まず本来の骨格ポジションを「脳にセット」することから始める。あるべき静止状態を知った上で、次に運動状態を探っていく。運動のポイントは重心の移動にある。

  • 中村考宏 著「深部感覚から身体がよみがえる!」、2016.7発行、約2年半かけて作成されたそうです。深部感覚という馴染みが薄い概念ですが、自分が動くことによって生じるカラダ内部の刺激を感知する感覚で、例えば手足の位置、重力の大きさなどを知覚する感覚、自分のカラダを認識する感覚だそうです。とても興味深く読み終えました。股関節はどこにあるかなども今後は意識したいと思います。(尻のえくぼのあたり)骨格位置を記憶して骨格ポジショニングを。運動の方向性(関節が可動する方向)の記憶。体にかかる重みを記憶。など。

  • 深部感覚はカラダを認識する感覚。
    もし、この感覚が鈍かったらカラダの各パーツのつながりが途切れていることにもきづかず、またカラダに無理をかけていることにも気づかないだろう。カラダがダルイ、重い、痛いという感覚は、何かを感知してあなたに知らせている。
    深部感覚を研ぎ澄まし、「カラダの声」を受け取ることであなたの身体に変化が生まれてくる。・・・(本文より)

  • 過去の著作も読んでいるがこの著者は非常に熱心に勉強しているなという印象があります。

    しかしその分、全体的にシンプルさは失われ理論が複雑化してしまった印象も。

    重力を感じる、という事に関しては非常に納得なんだけどその為のニュートラルポジションや身体の使い方の考え方はちょっと私とは違うかな、という印象。

    第4章の鍼の重さを感じる話はとても良かったです。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。柔道整復師、鍼灸師 、按摩マッサージ指圧師、スポーツトレーナー。愛知学院大学卒業後、米田中部柔整入学。卒業後柔道整復師の仕事をしながら中和医療専門学校へ通い鍼灸師、按摩マッサージ指圧師の資格も得る。現在、えにし治療院院長、スポーツ・股割り研究所所長。MATAWARI JAPAN代表。柔道四段。著書に『「骨盤おこし」で身体が目覚める』(春秋社)、『しゃがむ力』(晶文社)他。

「2018年 『指先から身体を整える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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