こわいもの知らずの病理学講義

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著者 : 仲野徹
  • 晶文社 (2017年9月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969729

こわいもの知らずの病理学講義の感想・レビュー・書評

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  • こちらを読了。
    色々な本を読んでいると「あまりにささっと作られた感じの本だなぁ…」というのも多い一方で、逆に「この本はとても丁寧に書かれた本だなぁ…」と感心する本というのに出会うことがありますが、こちらがまさにそのような本。
    とにかく内容が濃い。門外漢向けなのに手を抜いていない。よって、正直一度読んでイマイチ理解出来ない箇所もある。でも全体としては限られた書面の中で極力内容レベルを下げずにそれでいて専門外の人にも分かりやすく書かれており、ときにかなりのユーモアも盛り込まれていて読み手を飽きさせない。恐るべし。
    いや、とても勉強になりました。

  • <目次>
    序章   病理学ってなに?
    第1章  負けるな!細胞たち~細胞の損傷、適応、死
    第2章  さらさらと流れよ、血液~血行動態の異常、貧血、血栓症、ショック
    インターミッション  分子生物学の基礎知識+α
    第3章  「病の皇帝」がん 総論編~その成り立ち
    第4章  「病の皇帝」がん 各論編~さまざまな進化

    <内容>
    軽い書き口にさらっと読めます。そのわりに本格的です(たぶん)。読んでいて思うのは、医学の進歩と病気の進化(がんなどは怖いほどに。耐性ができるということ)。そして、高校生物が大事だということ。病気を知るということは、インフォームドコンセントに対し、理解できるということなので、こういう本をしっかりと読んでいきたい。

  • 「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろされたものだけあって、大変読みやすくわかりやすかった。ただ、やはり内容が内容なので、何割理解して、何割頭に残ったかは、ちょっと自信がない。何度でも手に取りたい。

  • 読み易い、癌は所々それでも難しく復習しないとチンプン

  • 病理学とは、病気の仕組みやからくりを研究する学問だそうだ。著者はその病理学の教授。
    本書は、細胞や血液などの仕組みを解説しながら、どのような不全が起きたら病となるのかを解説し、後半は”がん”について。以前、「病の皇帝」を読んだことがあるが、改めて”がん”の摩訶不思議な能力に恐ろしさとともに感嘆すら覚えた。
    専門的な話が続くのだが、スラスラ読めて読みづらさを感じさせない。時折挟まれる雑談もクスッと笑えてよかった。

  • 素人にとって、とても読みやすそうで、面白そう。

    しかし、検証したいことが書いてなかった。。読むべきタイミングが来るまで保留。

  •  冗談にまぶしつつ、非常に用意周到な語り口。まず細胞の働きを解説して、病気のしくみを細胞の働きの不全としてとらえる考え方を土台として導入する。たとえば、気管支拡張症から男性不妊やら全内臓逆位まで多彩な症状を示すカルタゲナー症候群が、じつはモーター蛋白の遺伝子異常による繊毛や鞭毛の機能不全というたったひとつの原因から発生していることを示す。続く章で、分子生物学の基礎知識をインターミッションとしてはさみ、日本人の死因の双璧ともいうべき信血管障害とがんにつなげていく。
     たいへん面白いのだが、欲を言うと個々の症例に寄りすぎていて、全体像が見えにくいような気がする。序章で親切にも病理学の教科書の構成を示して「こことここやります」と明らかにしてくれるのだが、自分としては本書ではしょられたところのほう(炎症と修復とか、免疫異常による疾患とか)に興味がある。ぜひ続編を期待したい。

  • 2.さらさらと流れよ血液 まで読了

  • 『「近所のおっちゃんやおばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした』との事だが、難しすぎ。

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こわいもの知らずの病理学講義の作品紹介

ひとは一生の間、一度も病気にならないことはありえません。ひとは必ず病気になって、死ぬんです。だとすれば、病気の成り立ちをよく知って、病気とぼちぼちつきあって生きるほうがいい。書評サイト「HONZ」でもおなじみ、大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃんやおばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義。脱線に次ぐ脱線。しょもない雑談をかましながら病気のしくみを笑いとともに解説する、知的エンターテインメント。

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