コロナの時代の暮らしのヒント

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 71
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794971913

作品紹介・あらすじ

生活、学び、仕事に子育て
不安に揺れる日々を
いつか思い出になるような
かけがえのないものにする32の知恵

いま、新型コロナウィルス感染症禍で、誰もが大きなストレスや不安を抱えながら暮らしています。この難局を乗り越えるためには、みんなが創意工夫をしながら、自分たちのよりよい暮らし、働き方、学び方をつくっていくしかありません。
そこで、さまざまな分野のコツを集め分析・研究してきたプロフェッショナルが、大変な状況のなかでの暮らしをよりよくするヒントを、独自の手法でまとめました。
生活、学び、仕事、子育てなど、ひとつひとつの知恵・工夫は、シンプルで簡単なものばかり。お子さんがいる家庭にも、一人暮らしの方にも役立つ32のヒント。みなさんの暮らしをよりよくするための参考になりますように。

今のコロナの時代を、感染症に関係を侵された時代というだけでは終わらせず、身近な人との関係を紡ぎ直した時代として過ごしていこう、そして、社会で起きた出来事をこれからも忘れないというだけでなく、忘れられないほどのかけがえのない人生の一部として生きていこう。そういう思いと希望を持って、本書を書きました。(「おわりに」より)

感想・レビュー・書評

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  • コロナに感染することの恐怖と、そろそろ友人と遊びたいという気持ちの狭間で悩んでいたとき、この本に出会った。

    コロナ禍の暮らしを楽しくする方法がたくさん紹介されていて、今のこの状況もそう悪いもんじゃないなと思った。コロナ禍だからこそ、今まで地理的制約や時間的制約によって参加できなかった習い事やセミナーに参加してみようというアドバイスは特に良いなと思ったので自分の人生に取り入れてみる。

    私自身、最近子供と関わる仕事を始めたので、この本の子育てについて書かれている部分もとてもタメになった。特に、面白がり方は大人が実践して見せてあげないといけないというのが心に残った。大人が世界を面白がることで、子供はそれを真似して面白がることを覚える。良い学びになった。

  • コロナ禍による新しい生活様式に対する心の持ちようを記した書物。
    いくつか、心に残ったフレーズを書き留める。
    *ポジティブな割り切りで、ストレスをため込まない。1日単位ではなく、1週間単位など長いスパンで物事を見る。
    *緩やかなつながりを大切にする。
    Twitterや、メッセージで非同期にゆるやかにつながることも1つの手法。
    *子供が学びの主人公であり、周りはそれを支える脇役であると言うことを明確に伝える。
    子どもが主体的的に決めるように促す。
    *学ぶ事は真似ること。
    *焚き火の映像を見ながら話す。というのも面白い。
    *先回りの準備をする。今できる事は、今のうちにやる。
    *あり得る未来をいくつか想定して、どの未来が来ても大丈夫なように判断、準備、行動することで未来を織り込む。
    *できないことではなく、できることに目を向ける。
    *自分の世界を広げる。好きなことを増やす。
    *ミスや失敗には一呼吸置くことと、頑張りのリスペクトの気持ちで接することを大切にする。
    *万が一のことを考え、自分の活動の足跡を共有しておく。
    *イベントをする。アウトドアディナー、夕食バイキング、定食屋さん(残り物をいただく)、ムービーナイト等。楽しい食事を考える。
    *自分のやることを一つの実験として捉え、自らの生き方を創造し、伝説を作るつもりで取り組む。
    *自分の時間を取り、エネルギーを充電する。

    新型コロナに合わせて発刊された様子。
    平易な文章で日常を考え直したり、日常に取り込んだりできる。

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著者プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部教授。
専門分野:創造実践学、創造哲学、未来社会学。

「2023年 『総合政策学の方法論的展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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