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- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784795849921
感想・レビュー・書評
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“業界”の時に読了。A面B面両側から見て、視えるコトが。他山の石。自らへの戒め。懐かしい。
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2008年末〜2009年始(年越し)にかけて読んだ本。なぜこの本を年越し本としたかは自分でも不明です(完全に興味本位です)。
国鉄改革に際して、最後まで抵抗したとされる「国鉄労働組合」の幹部が記した本です。国鉄における「国労」が趨勢を誇った時代から、分割民営化に際して、「鉄労」+「動労」に覇権を握られていく過程が克明に書かれています。
この著者の秋山氏は「国労」本部の企画部長を追われたあと、鉄産労連(現在のJR連合)の立ち上げにも参画しています。そのあたりの思想的な連続性もわかり、非常に勉強になります。
しかしながら、国鉄・JRにおける労働組合の位置づけがある程度理解できていないと、読みこなすのは少し難しいかもしれません。ちょっと趣は異なりますが、西岡研介『マングローブ』講談社、2007年。や、葛西敬之『国鉄改革の真実』中央公論、2007年。なども読んでおくと理解が早いかもしれません。
「事実は小説より奇なり」という言葉がぴったりの非常に興味深い内容です。
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